お市(戦国BASARA)
おいち
概要
『戦国BASARA2』に特殊NPCとして初参戦、その後『戦国BASARA2 英雄外伝』でPCに昇格した。
史実のお市の方が持つ美貌と悲劇性を前面に出してデザインされている。
そのことを反映してかかなり内向的で、自虐的な性格。
口癖の「これも市のせい…」が表しているようにかなり悲観的な思想を持っている。
声をあてた能登麻美子の代表作の一つである『地獄少女』を意識した演出がなされており、彼女の第七武器である藁人形の形をした双薙刀「呪恨」等にもそれが見られる。
無自覚だがその天性の美貌を利用して、部下を裏からコントロールする魔性の女としての側面も持つ。
またBASARAにしては珍しい弱い心の持ち主で若干不幸に酔っている節があるためか、相対した武将達からは冷たく当たられることが多い。
『英雄外伝』において彼女のストーリー展開は、外伝ストーリー、本編ストーリーを含めても群を抜いて暗く陰鬱である。ストーリープレイ時は片倉小十郎→お市→浅井長政でプレイすることがオフィシャルからも推奨されている。
『戦国BASARA3』では浅井家滅亡後、織田家に連れ戻されて各地を転戦する日々を送っていた。
そして「本能寺の変」でただ一人生き残り戦火から解放されると思った矢先、織田軍残党に「第五天魔王」として祭り上げられて本人の意思とは裏腹に織田家の再興を握る人物として再び転戦する事となる。
そして辛い現実から逃れる為、心無い状態となり様々の記憶を失って周囲の言われるままとなる。
『戦国BASARA4』では、夫である浅井長政がＰＣとして復帰。英雄外伝以来、夫婦そろっての参戦となった。長政を心の支えとしており、夫を守るためには手段を問わない。
容姿
「絶世の美女」を体現するような烏の濡れ羽色の長髪に長身でスレンダーな体型をしている。
衣装は、大胆にアレンジされた鎧を着ている。
上半身部分はある程度の防御力に期待できるが、それとは打って変わって下半身部分は防御力が皆無といっていい程に肌の露出が目立つ格好をしている。
具体的には、右腕は袖で手首まで覆われている。左腕は大きな肩当と籠手を付けており、二の腕は露出している。
胴部は身体にフィットした鎧を着ており、左胸部分には浅井家の家紋・三つ盛亀甲が付いている。
また草摺（くさずり）が腰よりもかなり高い位置にあり、半ば超ミニスカのようになっていて太腿が眩しい。
更に前述した草摺とは別に前草摺と背面についているカールした数本の帯のようなもので、横面から見ればほとんど肌を隠し切れておらず脚部を露わにしている。
バトルスタイル
元々はまつのモーションを流用したコンパチキャラで、手に持った大きな薙刀での攻撃のみだった。
PC昇格後はそれに加えて戦場で死亡した武士たちの怨念を収束して黒い手として具現化し、それで攻撃するというある意味兄である信長以上に禍々しい技を駆使して戦う。
『戦国BASARA3』では武器の薙刀は無くなり、完全に魔の手を主体の攻撃方法となった。
武器に縛られない為に攻撃範囲が広く、加えて魔の手自体が独立した攻撃が可能である為によりトリッキーで人間離れした戦い方が出来るようになった。
『戦国BASARA4』でも引き続き魔の手主体の攻撃で戦う模様である。
ちなみになぜ長政が生きているのに魔の手を使うのかというと信長が「六魔ノ王」を会得した影響で血縁関係にあるお市にまで影響してしまったらしい。
関係性
生まれた瞬間から魔王・信長の妹として生きることを宿命付けられた事自体を後悔しており、兄の暴挙を止められなかった事を自身のせいだと思い込んでいる。
只濃姫から「この世でただ一人、真に上様（信長）を理解できる者」として捉えられているように、お市自身悲観しつつも理解しているような複雑な感情を抱いている。
そのため森蘭丸が信長の真似をしているのを見て「片腹痛いわ」などと見下すこともある。
夫・浅井長政とは元々は政略結婚であった上に真の目的は長政を亡き者とする事であったが、厳しいながらも優しい一面を持つ長政に次第に心惹かれ、結果的に相思相愛となる。
長政の姉である京極マリアに対しては、長政を振り回し、独占してしまうため、義姉として慕いながらも複雑な様子。
柴田勝家から想いを寄せられているが、お市本人は柴田のことは知らない。