ハエ
しじょうさいだいのがいちゅうにしてしんじだいのえきちゅう
双翅目に所属する昆虫。
概要
漢字では蠅(もしくは蝿)と書く。
死体や生ゴミやウ○コなどありとあらゆる腐敗したモノにたかり、餌とする習性を持つ。そのため伝染病の媒介者として嫌われており、人類の歴史は蠅との戦いの歴史でもあった。
自ら汚いものによって来る性質があるため、頻繁にゴミをすり落とす癖を持つ。小林一茶の「やれ打つな 蠅が手を擦る 足を擦る」という俳句はこの習性が元になっているわけだが、人間からしてみたら雑菌を床に落とされているわけで、迷惑この上ない。
飛行速度は遅いが、全身に生えた繊毛で空気の流れを読めるため、常に相手がどう攻撃してくるかを予測して回避する能力を持つ。故に蚊に比べて殺しにくい。
幼虫は蛆虫と呼ばれ、超気持ち悪い。ただし、蛆虫は腐敗した部分のみを食う習性があるため、なんと傷の治療に使用されることもある。
なお古代イスラエルでは、ハエは魂を運ぶ霊虫とされ、それが神格化されたのが『ベール・ゼブブ』であり、のちにキリスト教で悪魔として零落し、ベルゼブブとされた。