概要
アンドーナッツ博士とどせいさんによる発明品。経緯はポーキー・ミンチが彼らを騙して作らせたというもので、あらゆる危険から「絶対安全に」身を守ることが出来るというシロモノ。ポーキーは自らの計画で、愚かな歴史を繰り返そうとする人類を抹消するため、ノーウェア島そのものとも言える闇のドラゴンの力を利用しようと考えているのだが、その災厄から身を守るためなのかどうかは知らないが、物語上でポーキーが登場する頃には既に完成して彼の手に渡っている。
しかしそれは、確かに性能どおりではあるが、一般人の想像を超えた発想で作られていた。
入ったが最後、「二度と出入り不可能」というものだったからである。
アンドーナッツ博士は、ポーキーにこの要点を一切話さなかったばかりか、ただ「まだ使っちゃいかん」と小さい声で告げただけだった。あたかも、これを使わせようという心をくすぐるかのように···。
ある意味、真に騙されていたのはポーキーのほうであり、この物語で最も怖い存在とはもしかすると賢い大人なのかもしれない。