概要
大日本帝国海軍の部隊編成の中で最上位のもの。「聯合艦隊」とも表記される。
複数の艦隊を束ねる上位艦隊であることから「連合」と冠されている。指揮官は連合艦隊司令長官、天皇陛下より任官を受ける。
主要艦や航空部隊を指揮下に収める、帝国海軍の代名詞的存在の艦隊である。
ただし、「日本海軍=連合艦隊」ということではなく、あくまでも日本海軍の中の実戦部隊に過ぎない。そのため、連合艦隊司令長官は天皇に直属するとはいえ、軍令部総長や海軍大臣より上位にある地位ではない。
しかし、太平洋戦争においては「連合艦隊」は日本海軍の戦力のほとんどを指揮下に治め、作戦を主導し、戦略的に多大な影響を及ぼしたのは事実である。
歴史
帝国海軍では3度編成された。当初は戦闘態勢時に編成されたが、1913年以降は平時も含めほぼ常設となった。
1945年の日本帝国の敗戦によって解散。
おもな司令長官
伊藤祐亨:初代
東郷平八郎:日露戦争時
山本五十六:太平戦争開戦時