『SOULCATCHER(S)』の登場人物。
鳴苑高校吹奏楽部のオーボエのパートリーダー。
概要
ぱっつんに切り揃えた黒い長髪を持つ女子。
吹奏楽経験は無かったが、高校で仲良くなった邑楽に伴う形で入部を果たしたと言う。
一般に「扱い辛い」と言うオーボエを彼女は「扱い易い」と述べ、他者の演奏に合わせる才能もあって、部員らからは認められている。
やや大人しくも元気の良い性格で、周囲を見渡して人に合わせるのが非常に得意。いつも一歩引いて全体を見、周りに合わせて行動していたため、自分の意見を言わずに過ごしており、そんな自分の部における存在意義に疑問を抱いていた。
天籟ウインドフェスが終わり、アンサンブルコンテスト前に退部届を谺に提出しているのを邑楽に見られて激怒される。本人はアンサンブルコンテストが終わってから退部するとさらっと意見を切り替えた。その後の練習も何ら支障がなかったため、不安を抱いた神峰は木管のアンサンブルコンテストの練習の見学に行き、彼女を非難する。そのことによって激怒した部員たちから聞けた本心が彼女を突き動かし、コンサートマスターとしての実力を発揮した。部員の本音を引き出してくれた神峰の計らいに感謝しており、吹奏楽部にとどまり本気で頑張ることを決意する。
神峰が見る彼女の心は、神峰が一瞬「心が見えない」と錯覚するほど高い場所から周りを見渡している一羽の小鳥である。小鳥もぱっつん。今までずっと飛び続けていたが、吹奏楽部の居場所を木として巣を作って止まり木にしている。