概要
CV:緒方恵美
異世界セフィーロを支える『柱』。彼女が祈ることでセフィーロの均衡は保たれていた。
神官ザガートの存在によって危機に陥った世界を守るために、水の牢屋から『柱』にのみ使える招喚魔法を唱え、伝説の魔法騎士たちに自らの願いを託した。
金髪の童女の姿をしているが、実年齢とは異なる。745歳の導師クレフよりは年下とのこと。
実はフェリオの姉であり、彼が付けているピアスはエメロードが贈った物。
関連イラスト
関連タグ
以下、ネタバレ
物語終盤、ザガートを失った悲しみのあまり大人の姿へと成長、ザガートの仇を討つ復讐鬼となり、魔法騎士達へと襲いかかる。
最後に残った「柱」としての心が、魔法騎士に伝承の真実を語る。
「柱」とは、異世界セフィーロを支える存在。柱に選ばれたものは、
己の感情を捨て、ひたすらセフィーロに生きる全ての命の幸せを祈ることが義務付けられる。
しかし彼女は、「一人の女」としてザガートを愛してしまい、セフィーロのためだけに祈ることができなくなってしまった。
ザガート個人の幸せを祈るようになり、セフィーロにとって悪しき存在となってしまったエメロードは、ザガートへの思いを断ち切るために自ら水の牢屋へと入るも、思いを断ち切ることはできず、伝承に従い、異世界から魔法騎士を召喚した。
魔法騎士とは、「柱」がセフィーロに害なす存在となったとき、「柱」を殺すために呼び出される異世界の人間のこと。
セフィーロの人間では「柱」を殺す事ができず、「柱」自身も自ら死ぬことは許されていないため、
セフィーロを救うために「柱」を殺す方法が「魔法騎士の召喚」であった。
セフィーロの崩壊を防ぐため、自らを殺してくれるよう魔法騎士に懇願するエメロード。
エメロードの攻撃を受けながらも「できない」と魔法騎士は拒否し続けるが、
エメロードの願いを叶えるために、ついに決意する魔法騎士。
魔法騎士の一撃を受けて敗北、ようやくザガートだけのものになれると安らかな笑顔で死を迎えた。
「一人の人間が世界そのものを支える」というこの「柱」制度には、セフィーロの住民たちも疑問の声があがっていて、
第2部に登場したランティスも疑問を持った一人である。
読者からも制度に対する反響の声が多かったようで、作品の設定資料集にてその旨が明かされている。