概要
RIRAで登場したリンクモンスター。
2020年、海外の遊戯王TCGの「Maximum Gold」にて新規イラストで収録が決定した。
テキスト
リンク・効果モンスター
【リンクマーカー:上/左下/下/右下】
トークン以外のカード名が異なるモンスター2体以上
このカードの(3)の効果は同一チェーン上では1度しか発動できない。
(1):「召命の神弓-アポロウーサ」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):このカードの元々の攻撃力は、このカードのリンク素材としたモンスターの数×800になる。
(3):相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。
このカードの攻撃力を800ダウンし、その発動を無効にする。
解説
当時のリンク4はフィニッシャーや盤面解決に長けたものが多かったが、初の単体で機能する制圧要員として実装された。
無効効果にはターン1の制限がないのが強力なだけでなく、展開途中に出す事で原始生命態ニビルなどの手札誘発対策が可能となる。
トークン以外なら何でも素材に出来るので「展開力はあるがカテゴリ内にまともな制圧要員が居ない」というデッキには採用が検討できる。
ペンデュラム召喚を軸にするデッキのヘビーメタルフォーゼ・エレクトラムなど、展開の起点や中継となるリンク2がいるデッキはそれらを含んだ素材で作りやすく、元からある妨害と合わせて強固な制圧盤面を作るのに重宝される。
魔法罠は無効にできないため、効果を無効=攻撃力を0にされる無限泡影やリンクモンスターなので直接破壊されてしまうライトニング・ストームなどの良くある捲り札であっさり処理されてしまう。
また1ターンの回数制限がない代わりに同一チェーンで1度の制限があり、自身にチェーンされたモンスター効果も防ぐことができないため、アポロウーサを狙って発動された効果にも弱い。
それ以外でも「無効にする際に攻撃力を下げる」という効果なため、1〜2回無効にした後に下級モンスターで戦闘破壊されるというのは良くある処理のされ方である。
攻撃対象を制限する双穹の騎士アストラムやNo.38希望魁竜タイタニック・ギャラクシーと並べたり、元々の攻撃力をリセット出来る月鏡の盾を装備させると、「アポロウーサ1体で3〜4妨害」というのが現実的になるため、それらと合わせるのが望ましい。
原作・アニメにおいて
遊戯王OCGストラクチャーズの「ストロング十九vsサイキック天童」戦にて天童が使用。
I:Pマスカレーナとスプライト・エルフとのコンボでリンク召喚され、十九の展開を妨害しようしたが、条件による特殊召喚であるデビルドーザーに突破され、メインフェイズ2での展開を許した。
元ネタ
カード名の「アポロウーサ」は月と狩りの女神・アルテミスの別名義である。
イラストの女性はクマに跨り弓を構えている・頭に獣の耳を生やしているという特徴から、
アルテミスの弓の使い手・アタランテがモチーフと思われる。
このことから、カード名は女性ではなく弓のほうを指すのだろう。
関連タグ
アタランテ(Fate)・・・モチーフが同じこともあり、外見的特徴に共通点が多い。