...のだが、魅力的な娘さんが100人以上用意されている艦これ世界においては、性能・性格ともに際立った特徴のない吹雪は人気において埋没しがちであり、空気扱いされることさえある。
広告などでもフィーチャーされるのは際立ってあざといデザインの島風や、正統派ヒロインの榛名だったり...
さらに公式からも「主人公だもん、たぶん!!」と目をそらされ、果ては作り手の田中プロデューサーからも「阿賀野型はなんといっても矢矧というヒロインがいますし」と言われてしまう始末。
こうして、吹雪の影の薄さをいじるネタとして「ふぶなんとかさん」という言葉が誕生した。
実際には、吹雪も公式ページのイラスト中央に配置されたり、公式コミック『特型駆逐艦 吹雪 頑張ります!』では主役を務めるなど、公式主人公らしい扱いもそれなりに受けている。
そもそも、艦これのゲームシステム上「主人公」という存在は特になく(プレイヤーである提督が主人公という解釈もある)、誰がヒロインでもよいわけである。『艦隊これくしょん』にはヒロイン的存在の「秘書艦」というシステムがあり、提督の好きなように秘書艦を設定できる。