概要
アルゼンチンの通貨。19世紀初期の独立時に独自通貨の発行を始めたが、これまでに通貨単位統合やデノミ(単位切り下げ)を合計5回行っており、現在のペソはアルゼンチンの通貨単位としては6代目。
現在の正式名称は単なる「ペソ」だが、他国のペソと区別するために、「アルゼンチンペソ(ペソ・アルヘンティーノ/Peso Argentino、ペソ・デ・アルヘンティーナ/Peso de Argentina)」とも呼ばれる。
(なお、通貨記号は「$」なので、他国のドルとも紛らわしい)
2012年現在、1ペソ=17~18円。2014年現在、1ペソ=12~13円。
現行の1ペソ硬貨は、外側が白銅(銀色)、内側がアルミニウム青銅(金色)という、日本の硬貨には無い複合素材であるうえに、内側が独立当時の金貨のデザインを模して、表は独立のシンボル「五月の太陽」、裏は当時の国章を使用しており、精緻なデザインが外国からの観光客には好評で、お土産として持ち帰られる事もある。
「日常」における登場
「日常」では、コミック3巻とアニメ第14話「日常の第十四話」に登場。
相生祐子にお昼御飯の焼きそばを買ってきてくれるよう頼んだ長野原みおが、焼き鯖を買ってこられ、もう一度買ってもらうために財布を開いたら、1アルゼンチンペソ硬貨しか入っていなかったシーンで登場する。その時のみおの絶叫は、顔芸もあいまって、日本におけるアルゼンチンペソの認識度を一気に上げた。
また、アニメ第6話「日常の第六話」の10円サッカーシーンや次回予告でも、10円玉や和同開珎と共同出演している。