概要
ミームはオックスフォード大学の生物学者リチャード・ドーキンスが、1976年に出した著書「The Selfish Gene(利己的な遺伝子)」の中で作り出した造語。
模倣子とも訳される。
人々の間で心から心へとコピー・改変されていく情報のことであり、社会・文化を形成する様々な情報として分析される。例えば、習慣や技能、物語といった人から人へコピーされる様々な情報である。
ドーキンスによるミームの生物学的定義では「ミームは文化の伝達や複製の基本単位」ということになるが、適応される分野や文化によってその定義はまちまちである。
インターネット・ミーム
特に海外のインターネットミームと呼ばれるものは、日本語の「ネタ」とほぼ同義である。
一般的な流れとして、
1.ごく一部でのコミュニティで流行る。
2.他のコミュニティ(掲示板、SNS等)に持ち込まれる。
3.一気に流行をする。
と言うような動きを見せる。
例えば、画像においては阿部高和や孤独のグルメコラ、言い回しにおいては「孔明の罠」などはふたば☆ちゃんねるのコミュニティ内での流行していた。これらが後になってから2ちゃんねるやニコニコ動画、Twitterなどの他のコミュニティでもネタとして使われる様になった。したがって、上に挙げたネタは典型的なミームであるといえよう。
また、意味合いが変わったり、新しい意味が付けられたりすることも特徴だ。(→壁ドン)。