概要
タロット大アルカナ11番目のカード「正義」の暗示を持つスタンド。本体はエンヤ婆。
霧状のスタンドで、王冠を被った巨大な骸骨の顔と両手のヴィジョンを持っている。霧なので物理攻撃は効かない。
この霧の中で傷を付けられると、まずそこから出る血が霧の中に溶け込んでいき、同時に傷の部分にコイン大の穴が開く。この穴を開けられたが最後、ジャスティスの霧に侵入され、その部分をエンヤ婆の意のままに操られてしまうことになる。
その拘束力は非常に強く、舌を傷付けられただけのポルナレフを、顔を叩き潰せるほどのパワーで壁に貼り付けたり、体ごと浮かせて天井に叩きつけたりといったことさえも簡単に出来てしまう。
穴の量を増やせばたとえ死体であっても意のままに操れ、さらに人数の制限は無い模様。
操った死体は全て舌が妙に細く長くなっており、死体であればわずかながら体の構造も弄れるのかもしれない。
また幻覚を見せることも可能で、荒野の墓場を一つの町に見せかけ、風化寸前の数百体の骸骨を同時に操りながら、生きている人間だと認識させてしまうほど。
この操作能力と幻覚能力のあまりの強力さに、ジョセフからは「とんでもない執念のスタンドパワーの持ち主」と感心された。
OVA版ではエンヤ婆が自分自身を擬態し、若い女の姿と老婆の姿を使い分けながらジョースター一行を狙うという展開になっていた。