概要
人生の出来事や人間の歴史は、神の深い配慮によって起きているということで、聖書に基づいたキリスト教の人生観を言い表している。
「摂理」は、英語であれば(Providence)プロヴィデンスに相当する。
元々、ラテン語のprovidentiaである。動詞のprovidereから来ており、pro(前を)+videre(見る)、すなわち(神の)予見とそれに伴う配慮、ということである。
他の動物はみな“神のロボット”として造られているのに対し、人間だけは“自由意思”を与えられているため、摂理を背くことができる。
ただし、摂理に背くと必ず後で苦しみを味わうことになる為、相当な覚悟が必要である。