概要
技:マーベラスルーム
第1の魔宮・水星(マーキュリー)の守り人。
シルクハットとスーツを着こんだ東洋人の男で、その正体は天馬星座の天馬(テンマ)の実の父親。かつて東の国で魔星の宿命に目覚める。
飄々とした口調だがハーデス陣営とアテナ陣営の戦いを引っかき回す行動をとり
どさくさに紛れてパンドラの乳を揉むなどのセクハラを働いたりもする。
ある夜、天馬座から飛び立つ流星を追い、冥王ハーデス生誕の地となる城に辿り着く。そこで使用人として働き、同じく使用人であった女性パルティータとの間に一人息子・テンマをもうける。そして、パンドラの弟として現世に降臨するはずだったハーデスの魂を出産前に奪い、城を出奔。同じ日に生まれた子供・アローンの肉体に憑依させ、双子神から隠した。
その後はアローンの成長を見守り、テンマを孤児院に送り込んで二人の関係のきっかけを作ったりもした。かつて聖域を来訪した際に聖闘士候補生時代のアスプロスに接触し、アスプロスの心にデフテロスに対する疑心(本人いわく「闇の一滴」)を植え付け、それが双子座の二人の争いの遠因となる。
本人は聖戦に行方には興味が無く、さまざまな人間関係・運命が織りなす様子、マーブル模様の渦が作り出すサプライズを見る事が望みと言う。
本人の能力かは不明だが、移動の際にはペガサスに乗り空を駆ける。また、ペガサスに頼らずとも本人の背中からも翼のような闇が広がり空を飛ぶ事ができる。
正体は時の神クロノスの弟で地上に堕されたカイロスで、人間の体に神の魂が縫い付けられた半分神のような存在。時間を操るような技が使えるのもそれ故だったようであり、兄クロノスへの復讐のために事態を引っ掻き回しており、自分に都合のいい未来を作ろうとしていた。
妻や子すらも自分のために利用するような自己中心的かつ冷酷な人物のようにみえていたが
パルティータにはいつしか自身も気づかぬうちに本当の愛情をもっていたようであり、最期にアスプロスの手で数珠に封印された際に現れた彼女の手の中で安らいだ様子を見せていた。