概要
天才発明家ヒラガの家系が、何世代にも亘る夢の結晶とも言える、最高の発明品。もはや発明の域を超えた「自動人形」である。
ロマサガ2
最初はヒラガ宅にて、発明品として紹介される形で出会うことになる。自律してバトル可能なメンバーとしてパーティに加えることができるが、当然メンバー欄に空きがないと仲間にすることはできず、直接行動を指定することも不可能。魔力・理力以外は20という高ステータス(魔力・理力は15)を持ち、さらに驚異のLP99という長所を有し、物理攻撃のアタッカーとしては申し分ないパラメータを持っている。
その後、次の世代になると皇帝候補に登場。ここで指名すると、伝承法によってこれまでの皇帝の魂がコッペリアに宿ることになり、ただの自動人形だった彼女は、本当の「命と自我」を手に入れる。伝承法は「皇帝となって帝国を引っ張っていく意思を持つ者のみ受け取れる思念・力」なので、たとえ人形であっても、伝承法によって意思を引き継いだ以上、皇帝として国民に迎えられることになる。
また、皇帝として自我を持ったことで、戦闘中に直接行動を選択できるようになる。これがコッペリアの本領発揮であり、固定装備のプリマチュチュは多くの状態異常を防いでくれる優秀な防具。アンバランスな防御力ではあるが、陣形や他の防具でフォローしてあげれば、その耐性ゆえにラストバトル役の皇帝すら務まるほど。前述のLP99も相まってオンリーワン的な強さを持つ。
なお、全滅やLP0といった謀殺によって皇帝に仕立て上げることは出来ない。即位するには、必ず年代経過が必要である。逆に言えば年代経過さえすれば即位できる為、最初に仲間にした時に速攻でスクラップにしても次の年代で平然と修理されて皇帝候補に挙がる。もちろん、最終皇帝が登場してしまうとコッペリアの即位は無くなる。彼女を即位させたいならゲームの進行具合には注意すること。
即位した年代が終わり次の年代になると、二度と動かなくなったコッペリアが淋しそうに「壊れた人形」として倉庫に置かれている姿を見ることができる。
余談
- 最初に仲間にするときは非常に口が悪い。皇帝にすると丁寧な口調になる。
- 植物属性で、火に弱い(火に弱いのはプリマチュチュの性能だが)。おそらく木製だと思われる。
- 仲間時はそのままだと覚えている体術をランダムで使って戦うが、武器を持たせればその武器を使い、その武器の技を覚えさせればランダムで使うこともある。ただし、術を覚えさせても使用せず、防御もしない。そのため術ポーズは皇帝にしないと見られない。一部では術ポーズが可愛いと噂。
- 継承時に年数が1つ増える。また皇帝となった彼女が玉座から立ち上がり、直後にアバロンの町の入り口にワープするという現象が必ず起こるが、これが何を意味していたかは不明。
- 皇帝候補に登場したときに皇帝に選ばなかった場合はその後行方不明になる。
- 「壊れた人形」を調べると魔界塔士Sa・GaのBGM「涙を拭いて」のアレンジ版が流れる。屈指の名曲とも言われる曲の効果もあいまってなんともいえぬ寂寥感を感じたプレイヤーも多いとか。
- ゲーム雑誌『ファミリーコンピュータマガジン』に「カッペリア、キッペリア、クッペリア、ケッペリアという仲間が登場し、合体して『超巨大人形コッペリア5』となる」というウソ技が掲載された。当然完全な嘘っぱちである。
- …が、エンペラーズサガにて、この巨大人形コッペリアが本当に登場。どうやら開発チームの目にもこのネタは留まったようである。右手にトレーとグラス、そして左手にはなぜかサルーインの軍勢を一掃する銃を携えた異様な姿。
- エンディングに登場する陣形のうち本編に登場しないものがひとつあり、その陣形はコッペリアを皇帝にすると開発できる「コッペリアガード」という陣形だ、という噂が流れたことがある。こちらもガセネタ。実際は「ゴブリンアタック」であり、ガラケー版で使うことができる。
エンペラーズサガ
全キャラクターの中でも珍しい「機械種族」。金属製らしく、本人曰く水は苦手らしい。