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レジアス・ゲイズの編集履歴

2014-08-20 19:23:34 バージョン

レジアス・ゲイズ

れじあすげいず

レジアス・ゲイズは、「魔法少女リリカルなのはシリーズ」に登場するキャラクターである。

概要

階級は中将。54歳(享年)。「Strikers」時における、時空管理局の地上本部においてトップにあたる人物で、首都防衛隊の代表。


管理局員の中でも武闘派として扱われ、作中でも過激な発言等が多く、また組織の運営において自身の思想を強引に押し通すワンマンな傾向がある事から、同じ時空管理局…特に、なのは達次元航行部隊からは、危険人物と見なされ、毛嫌いされている。

一方で、レジアス自身も、突出した力を持った魔導士達を半ば独占している次元航行隊…特に機動六課に対して強い反感を抱いており、権力に物を言わせるも同然の形で機動六課を連携で支援している本局側や聖王協会にも反意を示している。


その本質は決して冷酷非道なタカ派ではなく、リンカーコア(つまりは魔力)を持たない人間ながらも、犯罪者達に屈しようとしない強い正義感と使命感、そして優れた統率力や絶大なカリスマ性も持ち合わせていた為に、地上部隊では「正義の象徴」として、揺るぎの無い存在となっていた。少なくとも、犯罪を防ぎ治安と秩序を守る役目を持った人物としては、非常に優秀かつ重要な人物であったといえる。


レジアスの思想

「Strikers」の作中で行った地上本部の予算拡大の重要性を唱えた演説や、魔力資質に依存しない魔道兵器「アインヘリアル」の独自製造をする等といった独立路線の打ち出しも、あくまでも犯罪発生率を少しでも抑え、検挙率も向上させる為であり、私利私欲的な他意はなかった。娘であり部下でもあったオーリス・ゲイズも、レジアスの行き過ぎた行動に不安を覚えながらも、最後までその信念を信じ続けていた。


魔力を扱える人間に対する差別意識こそ持ってはいないが、個人で強大な魔力を持った局員を半ば独占・重要視しているだけでなく、過去に大規模な犯罪に加担、関与していた者まで、優秀ならば局員として積極的に取り込もうとする、本局側の形振り構わないに等しいあり方を快く思っていない。

これらの考えは決して狭量とは言えず、また本局側と地上本部側の保有する戦力や人的・物的資源に大き過ぎる差もある為に、不満の一つや二つを覚えるのは当たり前な事であった。前科のある人間まで、管理局員として取り込む姿勢への反感も、秩序を重んじている側としては至極全うな考えであったと言える。


しかし、そういったレジアスの行動や思想を、肝心の時空管理局の本局側は、ただの危険思想と一方的に決め付けていた傾向があり、更にはミッド地上よりも次元世界全体の安定ばかりを重視し、地上本部側を代表するレジアスの主張や要請も、全く耳を貸そうともしなかった。

その結果、ミッド地上で起きている問題に関しては殆ど蔑ろになっており、ミッドチルダの首都であるクラナガン周辺で、荒廃している都市区画が放置されたままである点も、土地の整地すら出来ないまでに地上本部が切迫した状態である事を伺わせている。


結局、本局側のレジアスを中心とする地上本部への扱いは、絶望したレジアスの暴走や、管理局内部における権力闘争、J.S事件の発生、そして同志であったゼスト・グランガイツやレジアス自身の死といった、数々の悲劇を誘発させる原因となってしまう事になった。


一方で、最高評議会からは重用されていたものの、結託していたスカリエッティの正体を考慮すると、レジアスは最高評議会から仕組まれた上で良い様に利用されていた節もあり、最初から全ての責任を地上本部に押し付けられる形で切り捨てられようとしていた可能性も否定できない(最高評議会はドゥーエによって抹殺された為、実現こそしなかったが…)。


最期

自らの行動が原因で命を落とす事になってしまったゼストと再会し、彼の部隊が壊滅してしまった真実を語るも、背後に潜み管理局員に化けていた戦闘機人のドゥーエによって致命傷を負わされてしまい、無念の死を遂げる末路となった。

死後、中心となっていたレジアスを失った地上本部の動向は語られていないが、身柄を拘束された部下のオーリスによって、今までの裏の活動が明らかになったとすれば、その地位は更に低下してしまう事になったと思われる。


レジアスの過去

かつては同志にあたるゼストと共に、地上本部の地位を向上させるべく尽力しており、ゼストが前線で活躍するのに対し、レジアスは政治面等において活躍していた。

しかし、本局側は事件の規模が小さい等を理由に、ミッド地上よりも次元世界全体ばかりを優先し続け、ろくな人的・物的資源を得られなかった地上本部は、一向に問題の解決しないまま、発生した事件等に対し満足に対応しきる事すらできず、レジアスやゼスト達は、常に辛酸を舐めさせられる一方となっていた。


当時、管理局員ではなかったスバルギンガの姉妹も巻き込まれた首都近郊の空港で起きた大火災事件でも、まともな設備や機能を持たない地上本部は火災を止める事すらままならず、結局は偶然居合わせた次元航行隊のメンバーであるなのは、フェイトはやての3人による劇的な活躍によって、死者を一人も出さずに事件解決されてしまったという結末で終わっており、もはやレジアス達は、地上本部の存在意義自体が否定されてしまう寸前にまで追い込まれていた。


思い描いていた理想と目の前の現実のあまりにもの違いに絶望したレジアスは、地上本部の切迫した状況に一切の理解を示さなかった本局側に見切りをつけ、犯罪者であるスカリエッティを雇い、人造魔導師や戦闘機人の製造計画を進める等、慢性的な戦力、資源不足を補う為には、違法に触れる事も辞さない活動を行うまでになってしまった。

これらは、事実に気付いたゼスト達との確執を生むだけでなく、機密保持の為に動いたスカリエッティ一味によってゼストやその部下であるクイント・ナカジマが殺されてしまう事態を招いてしまう事になり、それらを知ったレジアスは、もはや完全に後戻りを許されなくなってしまう事になった。

自らの行動が招いてしまったゼスト達の死に、レジアス自身も後悔と自責に苛まされていた様で、後に再会したゼストの前での様子からも、その事が伺われる。


関連タグ

魔法少女リリカルなのは ゼスト・グランガイツ

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