ゼスト・グランガイツ
ぜすとぐらんがいつ
CV:相沢正輝
ルーテシア・アルピーノと共に行動する大柄の男性で、近代ベルカ式魔法を使う騎士(魔導師)でもあり、実力はオーバーSクラスに匹敵する程強い。
本作の敵であるジェイル・スカリエッティに協力している為、なのは達時空管理局とは敵対している。OPでは管理局ミッド本部をバックにシグナムと空中戦を繰り広げていた。
しかしゼスト本人はスカリエッティの事を良くは思っておらず、自身やルーテシアの目的が関わらなけば協力を受けようとすらしない。そのためスカリエッティやナンバーズに心を許しているルーテシアの事を心配しているようだ。
武器は槍型のアームドデバイス(CV:アレクサンドラ・ヘフェリン)だが、主要キャラのデバイスには珍しく名前が無い(EDクレジットや設定資料集でも「ゼストの槍」としか表記されてない)。
また、とある実験場で救出したユニゾンデバイスアギトとユニゾンする事が可能で、相性は少し難があるものの、持ち前のコンビネーションを生かしてリインフォースⅡとユニゾンした状態でのヴィータやシグナムと互角に渡り合えた。アギトからは命の恩人として「旦那」と慕われている。
更にフルドライブを使用することで強力な一撃を浴びせることが可能だが、同時に自身への負担が非常に大きく、頻繁に使う事が出来ない為まさに『切り札』である。
レジアス・ゲイズから8年前に起きた事件の真相を聞いている途中、いきなり現れたドゥーエがレジアスを殺害。これを見たゼストは仲間であるはずのドゥーエを殺してしまう(理由は後述)。そこへシグナムが駆けつけ肉体が限界に近いのと事態がこうなるのを防げなかったケジメをつけようと考えたことから最後は騎士としての戦いをしようと交戦に入り、フルドライブでシグナムを圧倒するものの、一瞬の隙を突かれて敗北。フルドライブを使用し続けたので自身の体に限界が来ており、シグナムに事件関係の知りうる限りのデータとアギトを託し息を引き取った。
以下は、ゼストの過去についてのネタバレが含まれております
実はゼストは元々時空管理局の一員でミッドチルダの首都防衛部隊を率いていた。スバルの母クイント・ナカジマ、ルーテシアの母メガーヌ・アルピーノの直属の上司であり、レジアス・ゲイズとは親友の関係だった(その為レジアスを殺害したドゥーエを、自分たちの仲間であるのにもかかわらず粛清した)。
レジアスとはそれぞれできることで世の中を平和にしようと誓い合っていた。しかしなかなか治安改善に向かっていかず、それを憂いたレジアスは手当たり次第の方針を模索、抑止力にするとはいえ武力の積極投入など次第に良くない噂が流れるようになった彼をゼストは心配するようになる。彼が違法行為を実行する前に技術の流出源を抑えようとStrikersの8年前、戦闘機人関係の研究に通じている可能性が高かったスカリエッティの施設の可能性があった研究所をレジアスも通じていないかを確かめるためにも捜査にあたった。
研究所の迎撃により率いてた部隊は壊滅させられ、自身もスカリエッティの部下であったチンクの右目を潰すも致命傷を受けて死亡するが時空管理局最高評議会から依頼を受けたスカリエッティによって蘇生され、人造魔導師として復活した。しかし不完全な技術だったため次第に肉体が耐えられなっていくも8年前の事件がレジアスに嵌められたものか、そのために自分はまだしも部下達まで犠牲になったのかと真相と離別した親友のあり方を確かめるため動いていた。
実のところレジアスは確かにスカリエッティのクライアントだったがあくまで治安用の戦力を依頼していたので協力関係も民衆・局員の犠牲も本意ではなかった。ゼストの部隊が返り討ちにされた件も捜査を引き止める前に出動した後に事後報告で済まされたもので、その上犠牲を蔑ろにした評議会らから研究サンプルとして扱われたのを苦々しく思っていた。それでも犯罪を無くすのへ導くために引き下がれず方針を押し進めるが後に蘇生されたゼストの映像を見せられた時は激しく取り乱しており部隊を死なせてしまった後悔からゼストと向き合わなければならないと周りが止めるのを聞かずゼストが赴くのを待っていた。
そうした行き違いが結果的にレジアスまで死なせ、スカリエッティが野望を実行するのを許してしまったことをゼストは後悔し、最期にシグナムにこれからの世界と向き合う彼女達が道を誤らないよう願う言葉をかけている。
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