『サマーウォーズ』に登場する家族。
主人公小磯健二が篠原夏希とともに訪れた上田市の山間部に在する旧家。夏希の曽祖母に相当する栄からはじまり、里帰り中の血族を含めると四世帯、20人以上(フィアンセの健二、9月に生まれる佳主馬の妹、未登場のキャラクター、故人などもいるため明確な数が示せない)の大家族。
陣内家の歴史
武家家系
室町時代から続く由緒ある武家の家系を誇り、血族間のつながりが非常に強い。家紋は「雁に丸」の図案。かつては武田信玄に仕えていた事もあったとされ、武田家滅亡後も現在にまで連綿と繋がる武田家家臣の血族で構成される親睦会である「武田家臣団」においても筆頭家の一つを務めている。
財産
明治時代には生糸商(紡績業)として財を成し、戦前は本家のある山から一望できる土地全てを所有するほどあったが、先代の浪費により、その規模は往時と比して見る影もないほどに衰えている。最後に残った山の一つも、侘助のために栄が売り払う。しかし親族は侘助が勝手に売り払ったものと勘違いする。
女系家系
筆頭当主の陣内栄のほか、家名を継いで本家を管理している一番上の子(陣内万理子)も女性である事から、現在は女系家族の様相を呈しており、基本的に一族の男性は女性に対して頭が上がらない。
お家柄・お家芸
教師であった栄の教えから、『人の役に立つ』職業に従事している者が多い。
花札は陣内家のお家芸であり、一族の人間はほぼ全員が栄に仕込まれていてとても強い。
陣内家の人々
栄と夫
陣内栄 - 1920年8月1日生まれ、89歳。元教師にして陣内家16代目当主。詳しくはタグを参照
陣内徳衛 - 故人。陣内家15代目当主。浪費家で外に愛人を作っていた。
栄の子ども
陣内万蔵 - 栄の長男、5年前(2005年)に他界。本家の跡は継がなかった模様。年齢は分からないが、万理子と栄の年齢を鑑みると万理子と年子。
陣内万理子 - 71歳、栄の長女。本家筋の専業主婦。陣内家17代目当主になると思われる。
陣内有正 - 万理子の夫、入り婿。表札からその存在が窺えるがその生死は不明。
陣内万助 - 70歳、栄の次男。新潟漁港で水産業(陣内水産)を経営する網元。
陣内万作 - 68歳、栄の三男。内科医。
陣内侘助 - 41歳、徳衛と妾の間に生まれた陣内家の養子。詳しくはタグを参照
栄の孫
万蔵の子
篠原雪子(陣内雪子) - 47歳、万蔵の長女。専業主婦。
篠原和雄 - 55歳、雪子の夫、水道局員。
万理子の子
陣内理香 - 42歳、万理子の長女。上田市役所に勤務。独身(本人いわく自分の意思で独身を貫いている)。
陣内理一 - 41歳、万理子の長男。陸上自衛隊に所属し、東京の市ヶ谷駐屯地勤務。詳しくはタグを参照
万助の子
陣内太助 - 45歳、万助の長男。長野県内で陣内電気店の店主。
三輪直美(陣内直美) - 42歳、万助の長女。バツイチ。
池沢聖美(陣内聖美) - 39歳、万助の次女。名古屋市内で、介護福祉士として働く。
佳主馬パパ - 最後の最後になってアロハシャツ姿にサングラスで登場した聖美の夫。名前は不明。
万作の子
陣内頼彦 - 45歳、万作の長男。松本市の消防署で救急救命士として救急車に常務。
陣内典子 - 37歳、頼彦の妻。
陣内邦彦 - 42歳、万作の次男。諏訪市の消防署で消防士長として消防車に常務。
陣内奈々 - 32歳、邦彦の妻、新婚。
陣内克彦 - 40歳、万作の三男。上田市の消防署に勤務するレスキュー隊員。
陣内由美 - 38歳、克彦の妻。
栄の曾孫
万蔵の孫
篠原夏希 - 18歳、雪子の長女。高校2年生。ヒロイン。詳しくはタブを参照
万助の孫
陣内翔太 - 21歳、太助の長男。警察官。
池沢佳主馬 - 13歳、聖美の長男。詳しくはタブを参照
万作の孫
陣内真緒 - 9歳、頼彦の長女。
陣内真悟 - 6歳、頼彦の長男。
陣内加奈 - 2歳、邦彦の長女。
陣内了平 - 17歳、克彦の長男。上田高校野球部のエース投手。
陣内祐平 - 7歳、克彦の次男。
陣内恭平 - 0歳、克彦の三男。
その他
ハヤテ - 10歳以上、陣内家の柴犬。
佳主馬の妹 - 9月末に誕生予定。
小磯健二 - 17歳、当初は夏希の偽フィアンセとして陣内家に紹介されるが、物語終盤では完璧に婿扱い。