いすゞ
いすず
概要
現在はトラック/バスを主力製品とするが、かつてはセダンやSUVなどの乗用車も生産していた。現在も世界各地の自動車メーカーに乗用車用ディーゼルエンジンを供給している。
1916年創業で、日本の自動車メーカーとしては最古の歴史を持つ。GM傘下であった時代が長かったが、現在はトヨタの出資を受けている。同じトヨタグループの日野自動車とは、トヨタ出資前からバス事業の統合を行っている。
GMとの繋がり
GMの商用車/ディーゼル車ラインナップにおいてはかなり幅を利かせているらしく、いすゞのディーゼルはオペル、GMC、シボレーなどに搭載されているほかエルフ、フォワードがGM系のブランドで販売されることもある。また同じくGMとの繋がりが強い韓国・セハン自動車→大宇(デーヴ)自動車(現:韓国GM)でもジェミニ、エルフが生産されていた事実がある。
ちなみにNAVi5はアスカ用の高くて時代遅れなGMの3ATに業を煮やして、またいすゞがGMにMTを供給していた関係で正式な業務プロジェクトとなった経緯がある。(元々エンジニアのお遊びでやっていたものだが、その実験車両が社長の目にとまる。それがエンジニアから上司に伝わり社内で話題となっていった。)
奇抜なCM戦略
いすゞのCMと言って、まず名前が挙がるのはやはりジェミニのCMであろう。ハッキリ言って、今じゃ絶対当局がブチギレて出来ないであろうくらいにスタントを多用していた。各自「街の遊撃手」で検索のこと。
この他にもフォワードをウイリーさせてみたりヘリから落としてみたり(なおヘリからモノが落ちたからと言っても、ケアレス航空の仕業ではないと思われる)と、ずいぶんと滅茶苦茶なことをやっていたメーカーである。
近年ではエルフのCM曲「いすゞのトラック」が一部界隈で話題となっている。
余談
ジェミニやアスカにはマニュアル車の他にNAVi5というマニュアルトランスミッションベースの電子制御オートマチックトランスミッションが採用されていたが、構造上、クリープ現象が起こらないことや発進時のクラッチの自動接続のタイムラグなどが好まれず、輝かしい業績を残せなかった。
この技術は後にトラック用のsmootherシリーズのオートマチックトランスミッションに生かされることになった。(smootherシリーズもマニュアルトランスミッションベースのオートマチックトランスミッション)