概要
人革連の量産型モビルスーツ ティエレンのバリエーション機の一つ。
「ティエレン超兵型」とも呼ばれる。
宇宙・地上両面での行動を想定した汎用機として開発された次世代機の試作機を超兵仕様にカスタマイズした機体である。
また、次世代機開発の為のテストベッドであったティエレン全領域対応試作型(ティエレンチーツー)の後継機という側面も持ち合わせている。
次世代試作機という意味合いもある事から名称には期待も込めて神聖な果実である桃の実=「桃子(タオツー)」の名を冠している(この名称はタオツーの前身たる機体から分化したティエレン全領域対応型にも受け継がれている)。
人革連軍に所属する超兵がソーマ・ピーリスのみという事もあり、実質的な彼女専用機であり、その名の通り全身がピンクに塗装されている。
両肩のシールドや脚部を始め、全身各所に配置されたスラスターによって、通常のティエレンを遥かに上回る機動性を発揮する。
また、各部センサーや情報処理能力も強化されており、頭頂部にはT字型のモノアイレールが追加されている。
コックピットも他のティエレンシリーズとは異なり、ヘッドマウントディスプレイを用いない、全周囲型の一般的なタイプとなっている(ただし運用初期は性能試験の性質上、ヘッドマウントディスプレイ方式のコックピットを用いて運用された)。
その性能に比例してパイロットに掛かる負担も大きく、訓練された超兵以外に乗りこなすことは不可能とされる。
携行武装は、ノーマルのティエレンと共通。