概要
タイムスリップを題材とした作品で、人気も高く単行本4巻にはドラマCD、6巻ではOVA化も果たしている。
主人公が小学生時代にタイムスリップすると同時に、記憶などはそのままで当時の肉体へと退化して「人生をやり直す」のと同時に交友関係が薄かった女子たちと馴れ初め会い、エッチなハプニングに遭遇するという「(ロリショタ)エロコメ作品」。
物語のオチで主人公が「(やっぱり)無邪気って怖い……」と煽るのが多いが、物語が進むに連れてそのフレーズが次第にバリエーション化して「○○って××……」に変わり、主人公以外のキャラクターたちが独白する事が多くなる。
あらすじ
冴えないニートの青年・反田省太は、小学校の同窓会で再会したかつての同級生たちのリア充ぶりに対して劣等感を抱き、やるせない気持ちになっていた。その満月の夜、「異空間と繋がっている」という学校の七不思議の噂のあったプールで黄昏ていた折、誤ってプールの水中に転落すると同時にプールが光った。その後、目覚めた省太は、記憶や知識・技術などをそのままに小学校5年生当時の肉体へと退行しており、状況を把握した省太はタイムスリップしたことを悟る。
省太は、かつて交友関係の薄かった少女たちと戯れ、性的トラブルに遭いながらも周囲の信頼を集め、かつてできなかったことを実感して喜びを覚えるのと同時に「人生負け組」同然だったときの生活を省みて勤勉にも励み、「人生のやり直し」を決意・謳歌するのであった。
登場キャラクター
CVはそれぞれドラマCD/OVA。同じ場合はそのまま統一。
省太と彼を取り巻く少女たち
反田省太(はんだ しょうた)
CV:内匠靖明
主人公。25歳の自称「フリーのゲームプログラマー」のニート青年だったが、タイムスリップと同時に伴い起こった肉体退化を機に、かつて出来なかった女子たちとの交流や信頼を集め、人生のやり直しを決意して少しずつ変わっていく。このみに恋心を抱いているが、自身に献身的なサヨにも思いを寄せるようになる。物語や立場の便宜上、肩書きは10歳の小5ということにしている。
春風このみ(はるかぜ このみ)
メインヒロイン。省太の思い人。女優を夢見ており、現代では夢が叶っている。省太には初めから思いを寄せているところがあり、相思相愛といっても過言ではないほどである。
サヨ
もう1人のメインヒロイン。華道の家元の令嬢だが周囲には黙っている。省太にそのことが知られてからは親密な関係となり、やがてこのみ以上に思いを寄せるようになる。省太が「このみが好き」であることを知ってからは「省太の恋のキューピッド」を自称するも、彼の「赤ちゃんが欲しい」と愛人宣言までしている。
神谷真夏(かみや まなつ)
ヒロインの1人。神戸市の私立学校からの転校生。関西弁を喋るツインテール娘。やんちゃで高飛車な性格であり、当初は省太には歯牙にもかけなかったがあるできごとから親密となり、省太を子分扱いする一方で、異性としても意識するようになる。前述の経歴から、スポーツ万能・成績優秀であり、現代では国会議員となっている。
佐々木奈子(ささき なこ)
ヒロインの1人。日常英語を流暢に操れる帰国子女で、合気道にも優れている。クラスの女子の中心的存在で勝ち気な性格であり、省太をバカにしていたが、登山でのトラブルで助けられてからは見方を変えるのと同時に省太の本質(精神年齢)に気付き、彼に合気道を伝授するなど、省太の最大の理解者の1人となる。省太が「ものの道理」を通そうとする姿勢に目をつけてからは、彼に自身の合気道の技を伝授し、やがて恋心を抱くようになる。勝気な反面、高所恐怖症であるが、現代では克服して国際線のCAとなっている。
金子梨央(かねこ りお)
ヒロインの1人。クラスの女子の中心的存在。粗野で喧嘩っ早く奈子以上に強気な性格で、省太に対しては分からず屋で彼をバカにしている上に暴力と暴言(言葉の暴力)を駆使して横暴に振舞う。後に勘違いから省太が気になりだし始めるが、粗暴さが仇となって思いを伝えられていない。実は天邪鬼で不器用(コミュ障)であり、省太のことは初めから憎からず思っていた。警察官の父親の影響で、現代では自らも警官となっている。
ミチコ
CV:木村珠莉
ヒロインの1人。眼鏡をかけた三つ編みの、古典的な文学少女であり、年に百冊単位の本を読むほどの読書家(ラノベなども含まれ、ジャンルは問わない)だが、官能小説も愛読しており、その影響で妄想癖もある。省太のことはそれなりに好意を持っている。小5にしてCカップの豊乳の持ち主。読書の影響で、眼鏡を外すと視力は極端に悪くなる。なお、現代では一部上場企業の社長秘書となっている(官能小説の内容の影響か)。
朝木鈴音(あさき すずね)
ヒロインの1人。省太たちとは違うクラスで、5年1組の生徒。ゴスロリ服を着たロングヘアーの少女で、サヨいわく「18年後の未来から来た未来人」らしいが、実態は「電波系の痛い子(中二病)」であった。省太からは「自分と同じ未来人」と思われて彼女に自身の素性を明かされたが、省太を自分と同じ趣向の持ち主だと思い込み、彼と親密な関係になり、やがて恋心を抱くようになる。ミチコ並に胸が大きく、B~Cカップほどある(省太談)。
省太の周辺の人物
反田葉月(はんだ はづき)
CV:慶長佑香
省太の姉で大学生。省太を邪険にする時もあるが、授業参観に出席するなど面倒見はよく、省太自身も彼女を慕っている。反面、酒癖が悪い。恋人のシンジとは性的な関係にまで発展しており、気が乗ると彼とカーセックスに浸るなど淫乱になる。なお、現代では結婚して既に反田家を出ている。
シンジ
葉月の恋人で同じ大学に通っている。葉月の弟である省太のことも気遣える好青年で、デートに同伴させたり、キャンプの付き添いで引率者として参加したりと交流している。一方、周囲が静まると、葉月とアベック的な行為に発展することもある。因みに名前からすると、あの少年を連想させるが、人物的にはあの人と類似していると言ったほうが妥当だろう。
弥生(やよい)
省太の従姉(伯母の子)で高1の女子校生。省太を一緒に風呂に入れてあげるなど面倒見がよく、姉弟のように接するが、異性としても意識している節も見られる。省太の憧れの女性であり、現代では地元のミスコンに選ばれている。
ムツキ
弥生の妹で中2(もとい厨二)。釣り目と八重歯が特徴。腐女子であり、BL同人誌を買い漁っている。中二病的な発言も多く、なおかつドS。省太への好奇心から「検査」と称して彼のアナルバージンを奪った。