アンネ・フランクは、20世紀前半に生きたユダヤ系ドイツ人の少女。『アンネの日記』の著者。ドイツ・フランクフルトにて生まれたが、ユダヤ人絶滅を党是とするナチスの政権掌握後、一家でオランダ・アムステルダムに亡命し、オランダ占領後は、2年間に及ぶ隠れ家生活を送る。
もともと小説家志望で、日記は後の公刊を想定して書かれたものである。したがって、隠れ家での生活を完全に忠実に記録したものではなく、アンネによる創作が一部混入しているとみられる。
1944年に隠れ家を発見されて逮捕・連行され、ベルゲン・ベルゼン強制収容所にて病死したとされる。
日記は隠れ家の住人のうち唯一生き残った父オットーにより公刊され、世界中に読者を得ている。