CV:加隈亜衣
人物像
表面上の性格はクールで寡黙、冷徹。感情表現に乏しくとらえどころがない。
人に物を言う態度は概ね高圧的で、反発されると即座にマスケット銃を抜いて脅迫し、発砲をも辞さないので周囲からは恐れられ、敬遠されている。
この破滅的なコミュニケーション能力のなさは、甘ブリを閉園寸前に追い込んだ一因でもあった。
根っこの気性は生真面目なのだが、口に出す前に考え込みすぎてしまう上、会話の矢面に立つと直情的になる傾向があるのでやらかしてしまうものらしい。自分の欠点は彼女も重々承知しており、「もっと上手くやれればいい」「キャストの皆にも嫌われている」「あと少しで全て破綻させてしまうところだった」と内心で思い悩んでいる。
西也が支配人代行を引き継いだ後は秘書として補佐についたが、この役職についても(新人募集についての会議中、冗談で「可愛い子が来たら地位があやうい」とからかわれたのに対し)「自分より有能な人間が来たら喜んで譲り渡す」と大真面目な自虐を零し、場を凍らせた。
しかし西也に舵取りを任せた後は、一歩退いた位置からの観察眼や緊急事態への対応に優れていることが判明、多忙な西也のサポート役として能力を発揮していく。
西也から自分の性質に理解を示されたことを切欠に高圧的な面は徐々に氷塊し、後には辞めそうになったアルバイトを説得して引き戻すなど、物腰が柔らかいところも見せるようになった。
軍人としての習性か、本人曰く「非常時ほど冷静な振る舞いができる」らしく、開幕早々西也に裸を見られても顔色一つ変えることはなかった。この特性に加えて、普段からの会話下手、感情表現のなさがあいまってクールな人間に見られているが、実際は年相応に喜怒哀楽を感じているし、異性への興味もある模様。むしろむっつりすけべと思われる節がある。
スカートの中から取り出すマスケット銃は家伝の魔銃“シュタインベルガー”。
マスケット銃(先込め式単発中)の形状をしていながら連射が可能であり、装填する弾丸によって多彩な効果を発揮する。弾丸は無限ではなく購入や製造の必要があり、気軽に使える安価なものから非常に貴重なものまで様々。
最も多用するのは「足の小指をタンスの角にぶつけた時の二倍の苦痛を与える弾丸」。トラブル処理で特に有用な「記憶を消す弾丸」は作るのに一年くらいかかる上、いすず自身が支配人代行として引き起こした不祥事を処理するために浪費してしまい、ほとんど残っていない。
物語は開始早々、いすずが西也をこの魔銃で脅迫する場面から始まる。
当初はしょっちゅうこの銃を抜いていたが、前述の経緯で態度が軟化してからは脅迫に用いることは少なくなった。が、今度はティラミーやマカロンが仕掛けた悪ふざけへの報復や、時に暴走する周囲の面々に対するツッコミ用として使用する頻度が増えたため、依然として出番が多い。
因みに、どこかの魔法少女とかぶっているとからかわれた結果、マジ泣きしながらマジ切れしたことがある。感情表現を抑える傾向がある彼女が、人目を憚らずに涙を流したのは今のところその場面だけである。
河童の血を引いており、好きな食べ物はキュウリ。また、三度の飯より風呂が好きで、八時間風呂に入らないと死にそうな気分になる(この嗜好はラッキースケベの原因にもなった)。
原作では主人公可児江西也の家に泊まったことを従業員親睦会の席でティラミーとマカロンから「貫通済み」(要するに男の家に泊まったから喰われた)と下衆な発言をされている。この表現はアニメ版では割愛されている。
pixivでの扱い
pixivでは巨乳キャラの宿命でR-18ジャンルで性のはけ口にされている。