マヤ(蒼き鋼のアルペジオ)
まや
CV:MAKO
人物像
人類に敵対している「霧の艦隊」と呼ばれる第二次世界大戦時代の艦の形状を模した艦艇群の中の一隻。艦の形状は、旧日本海軍の高雄型重巡洋艦三番艦の摩耶を模している。
マヤと呼称する場合は重巡洋艦マヤのメンタルモデルの方を指す場合が多い。メンタルモデルの容姿は赤ずきんのような少女趣味な洋服に黒のロングヘアーの少女の姿。
霧の艦隊の中でも特に子供っぽく、じっと出来ない上に調子に乗りやすい。ただし任務には従順であるため、長期待機命令を犯すようなことはなかった。
ピアノを弾くなど音楽に強い関心を持っているようで、他にもバイオリンやチェロなどの楽器をナノマテリアルで再現し、暇つぶしに演奏している。
自分自身の小型版を大量に生成してマヤ楽団を展開することもあった。ただし知識自体は浅く、再現されたピアノは鍵盤配置がめちゃくちゃ(アニメ版では黒鍵と白鍵が交互に配置されているが、本来は1オクターブ内の白鍵の3番目と4番目、6番目と次の1番目の間には黒鍵が存在しない)。
「霧の艦隊」の東洋方面艦隊所属で、長らく日本の太平洋沖沿岸で警戒待機されていた上、だれも構ってくれなかったため非常に任務に飢えていた。
そんな折にハルナから日本脱出の支援任務を仰せつかったため、あまりの嬉しさに涙を流して感激し、ハルナを「心の旗艦」とまで呼んで慕うようになった。
ハルナたちを回収後は、ハルナの指揮下に入り独自の行動に移行する。
アニメ版
原作同様コンゴウに付き従い任務に忠実な点は一緒。
しかし、原作よりもさらに子供っぽさが増しており、アニメ版の新設定などもありハルナとは合流せずそのままコンゴウと行動を共にしていた。
笑顔のままヒュウガを超重力砲で消滅させようとするなど原作よりもサイコっぷりに拍車がかかっている。
それもそのはず、その正体は400と402が感情を持ち始めたコンゴウを監視するために作り上げた、でっち上げのメンタルモデルどころかユニオンコアすらない木偶人形 だった。感情もプログラミングされた最低限のものしか与えられていない。
コンゴウが用済みになると正体を表し壊れたように台詞を連呼するなどかなりホラー。
彼女の正体がマヤを唯一の心の拠り所としていたコンゴウを極限まで追い詰める要因となり、コンゴウがイ400達の拘束を脱出後はマヤを吸収し、浮遊要塞「コンゴウ」へと変化させた。
霧くまsでも登場。
「カーニバルだよっ」としかしゃべらないが、第4回でコンゴウとの合体という話題が出た際にコンゴウ暴走形態(通称デーススター)を完成予想図として想像してしまったためにトラウマスイッチが入ってしまい悲鳴を上げて逃げ出してしまった。
デーススターが初登場するのは第11話の最後なので、再放送とはいえかなり早い段階でのネタバレとなった。
また、霧くまsで「カーニバルだよっ」としか喋らなかった理由として、「中の人のMAKO氏が産休中で新しく声を取ることができなかった」という説があるが、本当かどうかは確認できていない。
なお、最後の方では新規と思われる台詞を色々喋っている。
余談
マヤの紋章は音楽記号のト音記号とヘ音記号2つを組合わせたような形で、バイナルパターンも音楽記号のような形状をしており、同型艦のタカオとは全く異なるデザインとなっている(コンゴウ型は紋章こそ違うがバイナルパターンはほぼ同じデザイン)。
彼女が音楽好きという事の表現の一つなのか、それとも……