アメリカ合衆国ジョージア州アトランタに本拠地を置く航空会社。
1928年に創設されたが、元々は飛行機を使って農薬を撒く事業を行う会社だった。旅客輸送を始めたのはその翌年の1929年である。
本拠地を中心とした、乗り継ぎ重視の路線網システムの「ハブ&スポーク」の概念を早い段階(ちなみに1955年)で取り入れた航空会社である。
1987年3月にポートランド(オレゴン州)-成田線を開設して日本(太平洋)路線に進出、1991年にはパンアメリカン航空から大西洋路線の多くを買収した。
だが、2005年の原油価格高騰の煽りを受けただけでなく、本拠地・アトランタを始めとする南部地域が大型ハリケーンの被害を受けたことで経営に行き詰まり、連邦破産法11章(チャプターイレブン)の適用を申請するハメになってしまった。それでも航空機の運航は続けられ、約2年後には再建に成功した。
2008年4月には同じアメリカの航空会社だったノースウェスト航空を吸収合併している。