概要
『艦隊これくしょん』に登場する高雄型重巡洋艦に属する、3番艦と4番艦の摩耶と鳥海がツーショットで描かれた場合等に付けられるタグ。
高雄型艦娘がメインで3人以上描かれた場合には主に「高雄型」のタグが付く。
同じ高雄型ながら、高雄と愛宕(合わせて高雄姉妹とも)とは服装的に相違があるためか長女と次女、三女と四女それぞれに分けられて描かれることが多い。
艦これでは
男勝りで対空番長なヤンキー娘摩耶と頭脳派で謙虚なメガネ娘鳥海の、不良と優等生のような組み合わせ。公式のドラマCDでも、活発で子供っぽい所のある摩耶とそんな彼女に手を焼きながらも放っておけずにフォローをする鳥海といった仲の良さが表われている。
瞳の色も群青と赤紫であり一見対照的に見えるが、姉は「怖いなら、あたしの後ろに隠れてな!」、「新入りだってさ。可愛がってやるか!」と面倒見、人当たりがよく、妹は「追撃します!逃がしません!」、「主砲よーく狙って…撃てーっ!」と好戦的でもあり、共通的な面も持ち合わせている。
外見も頭のアンテナや服装は元より摩耶は左脚、鳥海は右脚にそれぞれアンカーのような形状のブーツを履いており、立ち絵も背中合わせのような描かれ方をされている。また、『艦これ白書』や『提督の冬休み』等の公式イラストでもよく一緒に描かれており、左右対称、表裏一体のような意図的な繋がりを感じさせる。また、真面目な鳥海も摩耶と同様にスカーフを解いているのも特徴。あと2人ともはいてない。セーラー服はスク水素材。
メディアミックスでは
ゲーム内ではお互いについて言及するセリフは無いものの、公式の4コマ漫画では鳥海は摩耶を「摩耶姉さん」と呼び血の気の多い彼女をなだめていたり、ソロモン海戦での鳥海の活躍を摩耶が自慢気に語っている。
『side:金剛』の特典ドラマCDでは二人で演習に行っていたり、比叡のカレーの被害(?)に遭ったり、当然のように二人で入渠しようとしたり、摩耶のいたずらや悪態を鳥海がたしなめたりといった仲の良い描写が多い。
こちらでは鳥海は摩耶のことを「摩耶」と呼び対等な口調で話しており、高雄と愛宕のことは「姉さん」と呼んでいる。また、摩耶は鳥海とは「意見が合うぜ」と言いつつ、高雄と愛宕のことは「あいつら」と呼び、どこか警戒している節がある…?
史実では
2隻はその高い指揮機能を以て日本海軍重巡洋艦部隊の主力を務め、ミッドウェー海戦、ろ号作戦、マリアナ沖海戦等で共に出撃したが、レイテ沖海戦では潜水艦の雷撃により摩耶(と愛宕)が先に沈み、鳥海は二日後のサマール沖海戦で駆逐艦と艦載機の攻撃を受けて沈没という悲劇に見舞われてしまう。
起工時期に関しては経済恐慌の影響により、摩耶は鳥海よりも9ヶ月遅く起工が行われた。その後進水は摩耶の方が早かったため、摩耶・鳥海の順番となった。その後、同日(6月30日)に就役日を迎えており双子のような関係でもある。
ちなみに2隻とも日清、日露戦争時代の摩耶型砲艦の1番と2番艦である摩耶と鳥海の名前を継いでいるため、艦艇としては2代目の摩耶と鳥海となる。