概要
長い歴史と様々な伝説を持ち、万世一系の皇族によって統治される巨大国家で、アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギの生まれ故郷。
皇帝による厳格ながら公正な統治の元、国民は平和で豊かな暮らしを享受し、学問やスポーツ、芸術活動などが非常に盛ん。国民達にとっては美しく聡明とされる皇族達は憧れと誇りであり、皇女アンジュリーゼを初めとするロイヤルファミリーの人気は非常に高い。公用語は英語。
また、皇族を含む一部の人間の名前には漢字(日本語)が含まれる事が特徴。
皇帝ジュライによる時代が続いていたが、ノーマを毛嫌いするアンジュリーゼの兄・ジュリオが、アンジェリーゼをノーマであると全国民に暴露した後、彼女の秘密を隠し続けてきたジュライを廃位に追い込んだジュリオが神聖皇帝一世として即位している。
後に「第一皇女であるアンジュがノーマだった事が発覚した事で国民の反発を買い、民衆が暴動を起こり、皇室への信頼失墜と彼個人への人望のなさが災いし、クーデターが勃発して滅亡され、さらに皇族の処刑にまで発展してしまう」とされていた・・・・・・・。
第7話でシルヴィア・斑鳩・ミスルギの窮地を知ったアンジュが、皇族の処刑が予定されていると聴かされ、家族を救う為にアルゼナルを脱走、ミスルギ皇国に帰還するが・・・・。
ネタバレ
ここから先は本編に関するネタバレになりますので、ご注意ください。
実は実際には滅びておらず、皇族もジュリオとシルヴィア は健在で国名を神聖ミスルギ皇国に改称、前皇帝であるジュライは処刑されていた。
国民はジュリオへ熱狂的な支持を受けており、さらに皇族の処刑はアンジュを誘き寄せるにジュリオとシルヴィアが仕組んだ罠であった。
前皇帝であるジュライを国民を欺いていたとして処刑し、国名を神聖ミスルギ皇国へ改称させたが、ノーマであるアンジュのことが公になったせいか、未だに他の国との印象はあまり良いとは言えなかったため、傷ついた皇室の権威回復の他、自身のノーマ排斥の思想をより強固なものにする為、皇族の血を引くノーマであるアンジュを皇族自らの手で断罪する事で、政治的失地挽回が目的であった。
アンジュを絞首台に連行し、シルヴィアの鞭打ちをして、晒し者として国民から処刑を望む声を熱狂させて処刑を行わせようとした。
その際、ノーマであるというだけで徹底的な弾圧や差別を行い、自分たちに都合の良い屁理屈を並べてノーマである自身の処刑に熱狂する民衆達の醜い姿を目の当たりにした事で、平和と正義を愛すると信じていたミスルギ皇国の醜悪な本当の姿を自覚・失望したアンジュは国民たちを「豚」と侮蔑、ついに兄妹であったジュリオやシルヴィア、そして生まれ故郷と完全に決別する事となり、それが自分たちノーマを拒絶する世界そのものを破壊する決意を固める要因に繋がるのであった。
後に、ジュリオ一世は、エンブリヲの「世界を創り変える」という言葉を受けて、自ら艦隊を指揮する形でアルゼナルへと向かうが、「世界を創り変える=ノーマを完全駆逐する」と曲解していたジュリオは、軍にアルゼナルのノーマ達を無差別虐殺する命令を下す。
しかし、それに激怒したアンジュのヴィルキスによる猛反撃を受け最後はエンブリヲのラグナメイルによってジュリオは粛清される末路となった。
この結果、残された皇族が失われたミスルギ王国は、実質上王制国家としての崩壊を迎える事になったと思われる。
関連タグ
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