概要
文化や宗教、哲学、常識などの定義に反したり、有害であったり、異なった存在や概念を意味する。その漢字表記で、英語では"Evil"。哲学や宗教では教義において良い行い「善」と対比する位置に置かれ、物語ではその関係を内容に取り上げられることが数多あり、必ず善が悪を除外する「勧善懲悪」は有名な題材。
ただし悪の定義は相対的なものであり、それを判断する者の立場や価値観によって主観的に判断されるものが多い。
また悪と善は本来等価であることから、悪=外道とは必ずしも言えず、悪党でも独自の思想や信念によって行動し、それが時に賞賛される場合もある。
悪とはその社会における少数派でもあるため、時に悪と避難されようとその信念や価値観を貫き通し、何かを成したものはカリスマとして取り上げられうこともある。