概要
東方Projectに登場する蓬莱山輝夜に関連するタグ。「てるよ」は輝夜に関するファンからの愛称である。
輝夜における「きれいな」シリーズの一つであるとともに、作品に描かれた美しい輝夜の様子への賛辞としても用いられている。
2015年1月現在では後者のニュアンスでの用法が多い様子である。
蓬莱山輝夜の美
輝夜は東方Projectにおける「かぐや姫」である。
かつて地上に追放された折には、偶然にも「光る竹」から輝夜を回収した老夫婦に密かに匿われたが、輝夜は「 何をしていなくても 」(『東方儚月抄』)人々の耳目を惹きつけたようである。
そして後にかぐや姫として人々を魅了し、地上での様々な因果は藤原妹紅との縁も生み出した。
月に帰ることを拒否し八意永琳とともに地上にとどまった後は月の使者からの追撃と地上の穢れとを恐れて永遠亭に「 永遠の魔法 」をかけて全ての門戸を閉ざしていたが、「 あの二、三年地上の民による襲撃事件があってから 」、それを止めた。
人間と妖怪が共にある様を羨ましく思い、自らを外に開く事にしたのである。
そして退屈に身を任せるままであったこれまでの在り方を変え、今日では自ら行う事を定めるようになった。
今は優曇華の花の盆栽に触れてその寂びを感じつつ、花を通して遥かな月の都と自身の過去を想い、そしてその未来を想うのんびりとした様がみられ、これまでとは異なる輝夜の生き方がその風流とともに営まれている様子である。
今日の輝夜
今日の輝夜のあり方は「 その人となり 」(霧雨魔理沙評、『グリモワールオブマリサ』)を写すものであるスペルカードにも現れている。
既存の宝物によるものだけでなく新たな「難題」も考案するなど、自身の表現であるところのスペルカードを通しても輝夜は新しい事に心を寄せており、輝夜の今日の美しさはさらに華開いている様子である。
新しい事にチャレンジしようという思いは様々な場面で現れており、『東方文花帖』では月都万象展を開催して人々との交流を行ったり、『東方心綺楼』では人間の里に赴いて昨今のブームであった決闘を観戦したりしている。
また『月のイナバと地上の因幡』(『東方儚月抄』4コマ版)では興味をもった事には積極的に顔を出し永遠亭の外にもお忍びしたりと行動範囲も広げている他「 No!平安美人 」を合言葉にしたダイエットでは妹紅とともに走り込みつつ静かな闘志で張りあってみるなど、感情面でもより豊かな表現がみられている様子である。
立ち止まった永遠性から抜け新しい永遠のあり方をのんびり探す輝夜には、穢れの地である地上にあってさらなる美しさが拓かれていくようである。そしてそこには永琳をはじめとした永遠亭の面々や宿敵である妹紅などの姿もあり、周囲の人間関係を通してもその変化は起きていくことだろう。