概要
CV:水島大宙
農業土木工学科三年生。帯広大空北中出身。
元馬術部の部長で、三年生が部活動を引退した後も度々顔を出していた。
就職組だが、部活、行事に頻繁に出没していることから周囲から暇人と称されている。
後に登場するだけで読者(視聴者)を色々な意味で不安にさせる逸材となり、登場すると十中八九何かしらのトラブルを巻き起こす。
常盤と並ぶ本作屈指のネタキャラ。
夏休み明けに自身の進路について問われた際には『のんべんだらりと生きることが夢』等と答え、エゾノーには将来の夢がしっかりある人ばかりが在学していると思っていた八軒の観念を覆した。
馬術部新人戦では一年生から先輩としてのアドバイスを求められたものの、傍から見れば罵詈雑言とも取れる言葉を並べ立て偏った自論を展開した為、逆に自信を失墜させてしまった。現部長の依田からは元部長としての品格を疑われたが、言葉足らずなだけで『人間は動物社会の底辺である』といった彼なりの考えがあり、馬に対する愛情と馬術に対する情熱だけは本物のようだ。
手先が器用で、ピザ窯の修復や副ぶちょーの犬小屋建造、ラクレットオーブンを制作するなど土木工学科ならではの有能な一面を見せたが、就職活動に対するマイペースな言動に加え、人の恋路に執拗なまでに嫉妬する(鞭に彼女とのプリクラを貼っている依田をやたらといじったり、ラクレットオーブンに「リア充を溶かす機能」をつけたり)姿から、着実に周囲(特に物理的被害を受けた八軒)からの人望を薄めていった。馬術部顧問の中島先生曰く『履歴書に書けない特技が多すぎる』らしく、自称『器用貧乏』。
しかしながら、後輩や先生から頼みごとをされた際には快く仕事を引き受けている様子から、人柄の良さは窺い知ることが出来る。断じて『就活の息抜き』ではないらしいが、そのやる気のなさ故に結局は新年度に入っても定職に就くことはできず卒業を迎えた。
卒業後はバイト先で黒豚をもらい、「元ぶちょー」と名付けて育てている。広い土地が必要ということで御影家の空いた牧場を借りて自然放牧することになり、厩舎を取り壊して一から小屋を作り直している。
手際の良さから八軒に「仕事さえ与えていればまとも」と評価され、起業プロジェクトの折に社長を務めることを依頼された。
先述のようなぐうたら気質と器用貧乏ゆえにかリア充が妬ましいらしく、同じ馬術部に所属する後輩の八軒と御影の仲を邪魔しようとしている極稀な人間である。
……が、こうした「爆発しろ」な姿勢からラクレットオーブンの完成の際に暴走し、西川から恨みを買って以来目の敵にされており、自業自得な末路を辿ることに……。
現在は周囲への嫌がらせは鳴りを潜めている。