概要
CV:高梨謙吾
八軒のルームメイトで農業科学科に所属。実家はイモをメインに作っている野菜農家らしい。
切れ長の目つきに前髪だけが零れた坊主頭が特徴。皮肉屋っぽい口調と態度の持ち主だが、野菜と農耕用機械について造詣が深く、採れ立て野菜の美味しさや農業用重機の魅力を八軒らに教えてくれる。
どうやらアニメオタクらしく、「マク●ス一機分」という例えや、夏休み中に東京(おそらく某所)で薄い本やら抱き枕等のグッズを買いこんでくるなど、結構ディープ。寮の共同のパソコンでギャルゲーが出来るあたり、かなりの筋金が入っている。寮内クリスマスパーティー中止事件では、あわよくば嫁を見つけようとする多くの男子を尻目にギャルゲーに勤しみ、中止に騒然とする同棲たちを「二次元に来い」と勧誘したこともある。
ジャガイモを萌えキャラに擬人化こともあり、そのクォリティもハンパない。
なお巻末オマケ漫画では、出版社からキャラデザのオファーがガチで来ていた。
しかし当人はあくまで「楽しむ側」でいたいらしく、プロにはならずに家を継ぐ気でいる。
学力は低くないらしく、故事成語に関するトリビアや歴史上の人物の名前(ややマイナーめ)をとっさに言える。
大川先輩がラクレットオーブンを製造した際の暴走で、あと一歩で攻略まで差しかかったギャルゲーの進捗をパーにされたことで大いに怨んだことがあり、彼に払拭し難い爪痕を残している。
あと、本人が本気を出さないだけであってリアルでモテようと思えばやれる男気と手段は心得ている模様。大川先輩への逆襲の一環で食品化学科の池田千鳥をあっさりと手なずけ、周囲の男子に「エア百戦錬磨恐るべし」と驚かれた。
進路
池田とは時折遊びにいく友人関係となるが、進路に対して真剣なお付き合いを見据えた交際を申し込んだ結果「西川くんのおうちは野菜農家だから嫌」という、あまりにもリアリティに富んだ誠意あるガチ返事を貰ってしまい案の定、玉砕した。(そして西川は益々二次元の深層へと旅立つ事に)
卒業後の進路は、意外にも進学を選んでおり、上京組の一人となった。受験上京時に駒場一郎に頼まれ、彼のリモート学習設備を整える手伝いをしている。
上京を選んだ、その理由は当然聖地巡礼と盆暮れの聖戦が目当て。
とはいえ将来的に実家を継ぐことは視野に入っているので東京の農大に入って、日本全国ひいては国際的な視野を持てる農家になる事も目的のひとつとなっている。