概要だ…ふうんっ!!
ははは、我が生い立ちだ!
ブラキアの一部族長レコアの息子として生を受ける。本名をグルガ・ヴェイド・ブラキール、誕生日は3月14日。血液型はB型である。
当時はニーデル(アーク1にも登場した国)の植民地で、その配下から圧政を受ける仲間を見かねたグルガは23歳の時に独立戦争を引き起こして勝利、ブラキアは独立国になる。だが、余りにも流血が多かったのを悔いたグルガは統一王の地位を放棄し、戦地で拾った盲目の娘エレナを養女にして静かに暮らす道を選んだ。
シャンテとの…運命の出会いだ!
エレナの盲目を治そうと決意したグルガは、クレニアと言う島で開催される武闘大会への参戦を志し、島の海岸を散歩しているときに一人の女性に出会う。彼女の名はシャンテ…ロマリアの野望を阻止すべく各地を飛び回っていたエルク一行だったシャンテは敵の戦艦から吹き飛ばされて海に落ち、クレニアに流れ着いたのだった。
エレナを救おうと必死なグルガは、途中で怪しい連中の妨害を受けつつもシャンテの助太刀もあって優勝賞金の獲得に成功。その直後、友人の経営する宿屋を襲ってエレナをさらった悪党とモンスターを蹴散らして娘を奪還する。エレナが一人で生きていけることを確信したグルガは、自分を狙った組織がシャンテの弟を改造して殺したロマリアの手先である事を知り、キメラ研究所を叩き潰すべくシャンテに協力する。
世界を救う旅と…Ⅲだっ!
シャンテとロマリア行の船に乗ったグルガはキメラ研究所に潜入し、幻影や合成モンスターが化けたシャンテの弟やエルク達の偽物に惑わされつつ、アーク・エダ・リコルヌらと合流してボスであるガルアーノを討ち果たす。だが、彼の苦難はまたしても始まった。敵が企んでいる「殉教者計画」がブラキアで行われているという情報を察知したアーク一行と共に故国に飛んだグルガは、国民がロマリアの悪政に苦しみ、親友で国王の地位にいるジンバが大怪我をしたうえに、エレナまでもが敵の手に落ちた姿を目の当たりにする。
ロマリアから送られてきたのがニーデルの元軍人・レイガルで、彼はエレナの実父であると言ってグルガを絶望させ、バンザ山に立て籠もって殉教者計画を行う。酒浸りになったグルガだったが、シャンテの一喝で立ち直り、エレナに真実を話すべくバンザ山に向かう。エレナの前で殺戮など出来ない優しい心を持つグルガはレイガルによって火山に落とされるが、彼がモンスター化して人間を辞めてしまったのを見てレイガルを成敗する。崩れた洗脳装置と噴火する山を後にしたグルガは、エレナに本当の事を打ち明け、彼女と改めて父子の契りを結ぶ。
その後も各地を転戦して世界の崩壊を防ぐべく戦ったグルガだったが、ロマリア国王や操られた人々による闇の復活は食い止められず、アークとククルの戦死と世界の大半が崩壊するという惨事を見ることとなる。3年後の世界を描いたアークザラッドⅢではパルトスと言う町でエレナと幸せに暮らしているが、親馬鹿な一面が強調された憎めない親父キャラとして登場する。
エレナ…これが父さんの能力だ!
- 攻撃力・防御力は最強クラス。反面、魔法に弱いという典型的パワーファイターである。だが、属性は光属性で、アンデッド系(ダメージを与えると崩れる)を瀕死状態にすることなく倒せるという特性を持っている。これは、アンデッドが得てしてHP1になるというアークⅡでは貴重なもので、それだけでも使う価値があるというユーザーも多い。
- 装備可能な武具はキック、棒、斧。武闘大会ではキックのみで勝っているが、得意武器は斧。ステータス異常や削り役の際はキック、雑魚をまとめて倒す際は棒、強敵相手には斧と肉弾戦に特化したキャラクターである。
- 専用の武器であるルーンアックスを手に入れて以降は鬼に金棒と言うべき強さを誇る。テリーの紋章と言うアクセサリも専用装備で、少しだけ肉弾戦の能力が上がる程度。
- 前述の通り、魔法は不得手なグルガであるが、彼の持つ特殊能力は個性的なものが多い。相手を1マス後退させながらダメージを与える「グルガタックル」。周囲4マスの相手に光属性の回し蹴りを放つ「ローリングソバット」。目の前の相手を投げ飛ばし、特殊能力のレベルが上がるほどありえない軌道で周囲の相手にぶつける「グルガスペシャル」。極めつけは、自らの名前の入った「グルガチャージ」、名前こそ特別感があるものの実は通常のチャージ(1時的に攻撃力上昇)と違いは無いのだが、スタッフの彼への愛を感じる。尚、前述した「グルガタックル」「ローリングソバット」「グルガスペシャル」はすべて使用者(グルガ)の攻撃力に依存するため、如何なくその実力を発揮できる。