玄
読み方
《音読み》ゲン・ケン
《訓読み》くろ
《名乗り》くろ・しず・しずか・つね・とお・とら・のり・はじめ・はる・はるか・ひかる・ひろ・ふか・ふかし
この字が持つ意味
- くらい。ほのぐらくてよく見えないさま。また、奥深くてくらいさま。
- くろ。くろい。光やつやのないくろい色。また、くろい色をしているさま。
- 天の色。また、天のこと。▽空の色は奥深くくらいことから。地の色は黄。
- うすぐらい北方。
- かぼそいさま。
成り立ち
会意。「幺+―印」。幺(ほそい糸)の先端がわずかに―線の上にのぞいて、よく見えないさまを示す。
『玄』とは
- 赤または黄を含む黒色。
- 老荘思想の根本概念。空間・時間を超越し、天地万象の根源となるもの。
- 微妙で奥深いこと。深遠なおもむき。
- (玄のつく名が多いところから)江戸時代の遊里で、医者のこと。また、多くの僧は遊里へ行く時に医者の姿をしていたことから、僧のこと。
- 人の名前。
『玄』という名の人物・キャラクター
架空