人間爆弾
にんげんばくだん
架空世界・アニメの人間爆弾
有名なのは無敵超人ザンボット3・チャージマン研。
前者はガイゾックが行った攻撃作戦のひとつ。
生け捕りにした地球人の体に時限爆弾を埋め込み、記憶を消した上で解放、街中で無差別に爆発させるというものである。爆弾を埋め込まれた人間の背中には星型のアザが浮かび上がり、それによって判別可能だが爆弾を取り出す方法は無い。原作では、主人公の周りの人間もこの人間爆弾に改造されており、視聴者にトラウマを植え付けた。ちなみにこの爆弾は犠牲者の体で威力が減衰されてなお、一室を完全破壊するほどの威力がある。
後者はジュラル星人が行った攻撃作戦のひとつ。
ボルガ博士の頭の中にダイナマイトを埋め込み、解放しレセプション中に爆発させるというものである。
・・・が、研によって見つかってしまい、最終的にはジュラル星人を攻撃する手段として、ジュラル星人飛行艇上空から落とし、爆破させた。「ボルガ博士、お許し下さい!!」
現実世界での人間爆弾
挙げられるものとして、第二次世界大戦中の日本軍の戦術特攻、ベトナム戦争で北ベトナムが行ったバリケード破壊の為に爆弾を抱えての特攻、イラクなどで行われた遺体に爆発物を仕込んで救助に来た相手を巻き込む爆弾テロ、体に爆弾などを括りつけた自爆テロなどがある。
ナチスドイツは体内埋め込み式の人間爆弾を考案したが、爆弾にされた当人の体が遮蔽物となって威力が減殺されるために実用化には至らなかった。
現代では爆薬の高性能化などによりテロ組織「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」が口腔や直腸などの体内に隠し持つものから外科手術により埋め込むものまで実用化している。
外科手術で埋め込むものの起爆装置は携帯電話などの身近なものを用いている上に体と直接繋がっていない為に判別は非常に難しく、金属探知機や身体画像スキャナーといった装置を潜り抜けてしまう可能性を持っている。
その他
人間爆弾の称はこれらとは全く別に、爆弾のような破壊力を誇るレスラー・山本小鉄のニックネームとしても使われたことがある。