概要
この言葉は白色宣伝とも呼ばれ、政治的・思想的な宣伝行為(プロパガンダ)のうち、情報の発信元や作成者が確認可能であり、事実に基づいたとされる情報で構成されているもののことを指す。
これらの作成元としてあげられるのは政府機関の統計や調査など、あるいは権威あるマスコミの記事などである。
ただし、これらの(一般的に信用できるとされる)発信元の情報自体が虚偽や誇張を含むものであっても、それが明らかにならない限りはブラックプロパガンダには分類されないと思われ、一般的にはプロパガンダに影響を与えるためわざわざ作り出された企てを大衆が意識することであるため、あくまでも「これはプロパガンダである」と理解することも必要である。
対義語
これに対し、虚偽や誇張を含むことが他の情報や資料などにより明らかな内容であり、時にそれは「敵対者からの情報である」と発信元すら偽装されて流布されるプロパガンダをブラックプロパガンダ(黒色宣伝)と呼ぶ。
また、その宣伝の情報源や作成者が不明であり、噂に類似したプロパガンダをグレー・プロパガンダ(灰色宣伝)と呼ぶ。
情報の選択
インターネット上には故意に情報をゆがめたり、明らかに虚偽のソースによるブラックプロパガンダや、ソースが明らかではないグレープロパガンダがみられるため、情報のソースの確認は必要、かつ重要なことである。
また、自分の敵が出してきた情報であるからといいソースを確認せず虚偽である、とする態度は味方のブラックプロパガンダやグレープロパガンダに引っ掛かり、敵との争いに敗れる可能性があるため、注意が必要である。