CV:大塚明夫
概要
アニメ「ふしぎの海のナディア」に登場する万能潜水艦ノーチラス号の船長。46歳。
海洋生物学者でもある。
ラテン語で「誰でもない」という意味の「ネモ」という名前を名乗っている。
偶然にもノーチラス号にナディアが乗船して来たことで、その姿勢に変化を見せる。ノーチラス号は軍艦ではないため、自らを「船長」と呼ばせていた。
ナディアの父親であり、アトランティス人の末裔。彼もナディアのものと対になるブルーウォーターを持つ。かつてアフリカにあったタルテソス王国の国王である。宰相・ガーゴイルの世界征服の野望を阻止するため、やむなく自らの手で国を滅ぼした。その後本名を捨て、ラテン語で「誰でもない」という意味のネモを名乗る。ノーチラス号が失われた後、旧タルテソス王国の地下にあった発掘戦艦・Ν-ノーチラス号でガーゴイルとの最終決戦に臨む。戦いでガーゴイルに重傷を負わされるも自身のブルーウォーターをナディアに差し出し、ジャンを蘇生するよう諭した。最後には大気圏突入するレッドノアから自分の命を犠牲に娘の身を案じつつ、Ν-ノーチラス号に残り、その主砲で彼女らの脱出路を切り開いた。
名前は「ノーチラス号」と同じくヴェルヌ作の小説に登場するネモ船長から。パイプオルガンを演奏する点もこれに由来。当初は冷静なキャラクターの予定だったが、演者である大塚明夫の雰囲気の影響を受け、勢いでいくタイプになった。『超時空要塞マクロス』のブルーノ・J・グローバル艦長が造形のモデル。
第22話終盤で作品の表舞台から退場し、第36話中盤で再び登場するまでの間に通常ありえないほど髪の毛が伸びている(もっとも上述のように彼は純粋なアトランティス人の末裔で通常の地球人ではないのだが)。その期間は作品内部の時間で1年に満たないが、腰まで届くほどの長髪にまでなっていた。再登場時の髪型に関しては、当時長髪であった大塚のヘアスタイルを参考にしたものである。