演:高畑淳子
概要
クライシス帝国の地球侵略を担当する幹部・四大隊長の紅一点で諜報参謀。
率いるのは魔力などを操る能力をもつ怪魔妖族で、マリバロン自身もこれらの術の扱いに非常に長けている。
いわゆる「怪人態」の姿は存在しない。
「黙れ黙らぬか!」との声とともに鞭を振るう怖いお方。
同じく生粋のクライシス人であるボスガンとはプライドの高い同士で仲がよくない。
「諜報参謀」の肩書に相応しい冷静沈着な知略家だが、ここぞという場面で私情が勝ってしまうのが欠点で、そのために犯したミスも意外に多い。
一方こちらも四大隊長ほぼ全員に言えることだがジャーク将軍への信頼は極めて厚い。
特にマリバロンは、クライシス皇帝の細胞から養育した「ガロニア姫」をアクシデントで死なせ、佐原ひとみを替え玉に仕立て上げたことがバレた上に、そのひとみを奪回されてしまうという二重三重の失態を犯した際も、全てジャーク将軍にかばってもらったことから、将軍に心酔しきっている。
そんな彼女だけに、そのジャーク将軍を倒した怨敵・南光太郎をクライシス帝国に迎え入れようとするクライシス皇帝の提案は到底許しがたいものであり、その意向に逆らって光太郎を殺そうとした為に、皇帝によって処刑されるという最期を迎えたのだった。
余談であるが、演じた高畑はこの作品が役者としての出世作であり、「この作品がなければ役者として食べていけなかった」と言わしめるほどである。
コミックボンボンに掲載されていた漫画版では、クライシス帝国を正義の心に目覚めたシャドームーンが自爆して滅ぼした後に幹部勢で一人だけ生き残って、残党を率いてRXに戦いを挑む。鬼女のような怪人の姿を現してRXを倒そうとするが、最後はシャドームーンのキングストーンの力を継いだRXに真っ二つにされて殺害され、クライシスは滅亡した。このシーンは内臓がぶっちぎれて飛散するという凄まじい迫力のコマで描かれている。