髙寺成紀
たかでらしげのり
髙寺成紀とは、特撮を中心に活動するプロデューサー。
概要
1962年9月生、東京都出身。子供の頃からウルトラマンシリーズなどに傾倒。
早稲田大学入学後、特撮研究サークル「怪獣同盟」を立ち上げ初代会長に就任、「怪獣同盟」は後に塚田英明ら特撮業界人を複数輩出している。
1986年に東映に入社、「仮面ライダーBLACK」でプロデューサー補になりプロデューサーの道を歩き始める。その後も特撮中心に活動し、「激走戦隊カーレンジャー」でメイン昇格。
スーパー戦隊シリーズや平成ライダー初期の作品を担当する。
しかし「仮面ライダー響鬼」で2クールで突如降板し、当時はその理由が明確でなかったこともありファンの間で大混乱を巻き起こした。2006年に角川に移籍、その後数年は「高寺重徳」のPNを名乗っていたが現在は元に戻している。
作風など
設定等に対するこだわりが非常に強いことで有名であり、そのため脚本家へのチェックも細かいことで知られており、「響鬼」の前半ライターであったきだつよしは「殆どプロデューサーの清書」であったと後にブログで述べている。
平成ライダー初期のリアル路線を築いた立役者の一人でもある。
しかしこだわりが強いあまり、視聴者にも解ってしまうレベル(予告映像の完成度が低いままオンエアなど)でスケジュールを食い潰すなどの悪癖があり、「クウガ」では上層部を怒らせて白倉伸一郎がお目付け役で入るほどであった。
こうした経緯から特撮ファンの間でも賛否両論が特に強く別れるプロデューサーで、退社時には響鬼降板との関連を推測するファンも多く居たが本人は否定しており、降板や退社の件の詳細は公式には不明である。