※ブレイブルー関係のネタバレ注意
家庭用のCHRONO PHANTASMAからプレイアブル化
基本データ
プロフィール
身長 | 183cm |
---|---|
体重 | 61kg |
誕生日 | 不明 |
血液型 | 不明 |
出身地 | 不明 |
趣味 | ギター |
好きなもの | ライブ |
嫌いなもの | レイチェル |
ドライブ名 | フォースイーター |
専用曲 | Endless Despair II / Silent Scream |
CV | 中村悠一 |
性格
一言で言えば「残虐非道」。他者を苦しめることに何よりの喜びを感じる極悪人で、BLAZBLUE世界における一連の悲劇の原因の一人。
劇中で言い放った、「誰かを痛めつけたり、殺したりすることに理由なんていらない」といった趣旨の台詞が、ユウキ=テルミという人物を物語る。
自分の躰(器)であるハザマと異なり、粗暴で他人を見下す態度と激昂し易い部分が目立つが、切れ者であり、決して単なるチンピラという器に収まる人間ではない。むしろ、作中でもトップクラスの策略家で、多くの人物を欺いて自分の目的の為に利用している。
テルミとハザマは「精神体」と「躰」という関係であるものの、ハザマ自身にも感情/魂があり、厳密には別人だが融合すると一つの存在になるため、実質的には同一人物ともいえる。
なお、小説版CT上巻やCHRONO PHANTASMA本編でテルミとハザマの会話(はたから見たら一人語り)が見れる。
概要
ブレイブルーにおける重要人物の一人。
初登場はBLAZBLUE CALAMITY TRIGGER。どう見ても怪しいNPCハザマとして姿を現す。終盤、蒼の継承者たるノエルに"観測"された事によりテルミも姿を現す。
その後BLAZBLUE CONTINUUM SHIFTより肉体であるハザマがプレイアブルキャラクターに昇格。
本格的に活動を開始する。が、この頃はハザマの別人格的な側面が強かった。
なお、大っぴらにテルミが発現している(粗暴になり口調や声が荒っぽくなる)時には髪が逆立っているため、判別は容易。
また対戦時でも、unlimted時やVSラグナ VSヴァルケンハイン時などではテルミとしての人格が表に出る。
また、それ以外の対戦相手であっても、アストラルヒート「千魂冥烙」でトドメを刺したり、CHRONO PHANTASMAでオーバードライブ中に大蛇武煉葬を使用したり(こちらは前述の髪逆立ちまで起こる)してもテルミになったりする。
小説版のBLAZBLUE PHASE SHIFTシリーズにも主要人物として登場。とくにPHASE SHIFT 1では記憶喪失の学生カズマ=クヴァルの前に突然現れ、彼を導くキーキャラクターとなる。
CHRONO PHANTASMAの家庭用DLCでは、後述の小説版の容姿にていよいよハザマと別枠での参戦を果たす。購入しなくてもストーリーモード終盤でCPUの扱うテルミが見られるが、ダウンロードしなければプレイヤーは使えない。
(予約特典にダウンロードコード付きのカード「あおのまどうしょ」が付いてくる。その後、2013年11月7日に有料配信開始)
容姿
本編の大部分では前述のようにハザマが帽子を取り、髪を逆立たせた容姿をしている。
別人格と言う都合上それ以外に関してはハザマと共通の衣装。
が、小説版および前述のCHRONO PHANTASMA対戦時では容姿が大きく異なり、ハザマの上着と帽子を取り、ネクタイをほどいた代わりに黄色いフードをかぶった姿となっている。
また、フードの下は同様に逆立った髪である(VSハクメンでの開幕等で確認可能)
正体
精神体(イラスト右)と呼ばれる特異な存在で、レリウス=クローバーが用意した器となる素体であるハザマやカズマ=クヴァルに憑依することで活動を行なっている。
百年前に起こった暗黒大戦で活躍した六英雄の一人として数えられており、小説版コンティニュアムシフトで他の六英雄を裏切った存在であることがジン=キサラギの知識として語られていたほか、小説「PHASE SHIFT1」から「PHASE SHIFT4」にて、その経緯が明かされることになった。
ラグナの右腕である蒼の魔道書(ブレイブルー)の製作者でもある。
蒼の魔道書は失敗作と言い放ち、完成版である碧の魔道書(ブレイブルー)によりラグナの術式を封じ窮地に追いやる。因みに碧の魔道書はハザマの肉体である。
小説版ではセリカ=A=マーキュリーの持つ 秩序の力が弱点であることが判明。彼女に近づいた際に激しい悪寒や吐き気などの体調不良を起こすシーンが何度か描写されている。
彼の持つ碧の魔道書も蒼の魔道書同様模造品である事が『CP』にて明かされた。
元スサノオユニットの持ち主で、ハクメンには「その躰は中々のものだろう?」や「その躰を返してもらおうと思ってよ」などと言った言葉を投げていたりする。テルミのスサノオユニット装着時の姿は「黒いハクメン」で、アストラルヒート発動時に見る事が出来る。
精神体が一体どういう物なのかは不明だが、小説版において『影の様な黒いものがぼんやりと人型らしき姿を模っていて、そこに顔らしきものが浮かんでいる』や『漠然とした存在』と言う風に表記されている。
ゲーム中での性能
ハザマのアナザーキャラで、ハザマと似てはいるが性能が異なる技と専用の技を持つキャラクター。ドライブ能力のフォースイーターのおかげでヒートゲージが他のキャラよりも増加しやすく、かなり早い段階でディストーションドライブが使用出来る。コンボに必ずと言っていい程ディストーションドライブを組み込んで攻めて来る様は派手の一言に限る。
ディストーションドライブ(超必殺技)の数は6種類(unlimitedでは3種類追加され9種類になる)とブレイブルーのキャラの中では最多。オーバードライブ時にはダッシュがランタイプに変更されていて、ナイフを地面に擦り付け、火花を散らしながら突き進む姿はハザマとは違って好戦的。
オーバードライブ時には文字通りヒートゲージを「吸収」出来るようになるほか、ディストーションドライブをキャンセルしてディストーションドライブを出すことすら可能になる。OD時にフォースイーター属性の技を当てると敵のゲージを持って行けるので狙ってドライブ技を当てるのも一つ。
必殺技はどれも癖のあるものを3つしか持たない為、(その内1つは追い打ち専用)通常技とディストーションドライブがメインの攻撃となる。残虐性溢れるテルミの性格を表す様に超攻撃型なキャラだが、守りに入ると切り返し技と無敵技の少なさ、通常中段技が無い事に泣かされる。何処まで攻めれ続けられるかが重要。ノーゲージではコマ投げとJ2Dしか崩し技が無い。
必殺技は突進から地面に叩きつける「蛇顎」、ヒートゲージをゴッソリ回収するコマンド投げ「牙穿衝」、追い打ち専用の「牙鎌撃」の三種だけ。基本的に出が早くゲージ回収が高い蛇顎をコンボの〆に使い、出が遅いが超回収の牙穿衝を崩しに、5Bなどコンボダメージが伸びる始動を当てた際や壁際での火力増強に牙鎌撃といった様に使われている。
牙鎌撃は勝利ポーズでも見る事ができ、公式で死体蹴りをする煽りの激しいキャラである。
ディストーションドライブはコンボ繋ぎ兼コンボ〆の無敵突進技「蛇境滅閃牙」、対空兼切り返しの「轟牙双天刃」、ハザマの「大蛇武鎌葬」に似た「大蛇武鎌殲」(中段版と下段版が有)、当身技の「皇蛇懺牢牙」、コンボ〆によく使われる特殊ディストーションドライブ「蛇縛封焉塵」、ゲージ100%使用かつガードクラッシュ持ちの〆技「蛇麟煉翔牙」の六種。
テルミは必殺技、ディストーションドライブ、アストラルヒートのコマンドが全体的に簡単であり、他のキャラに比べて技を出しやすいのも特徴。更にアストラルヒート「神帰り・大蛇斬頭烈封餓」は投げ、牙鎌撃、蛇顎等から簡単に繋げられる。コマンド自体も222Dと非常に簡単。
ドライブ技、通常技、必殺技を上手い事コンボに入れてヒートゲージを回収してディストーションドライブで〆るというのがテルミの主な戦法である。
ゲージ回収力が非常に高い、必殺技が少ない、ディストーションドライブが多数と一見するとトリッキーなキャラに思われるが、
総じて見ると意外にも比較的シンプルなキャラクターでもあり、プレイヤーの実力が直接表れやすい。
CPEXでの変更点
・下段ガード崩しの要であるJ2Dの高度が上昇してしまい、最速で出してもノーゲージでは追撃不可に。
・超回収かつフェイタルカウンター対応の6Dの硬直増加。ノーゲージでは蛇顎しか追撃不可に。
・蛇顎の突進距離が短く。前述6Dから追撃で出してもたまに空振りする。
・牙鎌撃の踏みつけ回数が3種から2種になり、最大踏み付けがやり易くなった。
全体的に厳しい調整が入ってしまった。
特にJ2Dの弱体化が痛く、崩しにはこれまで以上の工夫が必要になっている。
過去
- レリウスと釜で錬成実験中、黒き獣が出現。躰は消滅し精神体に深いダメージを負う。
- その五年後、自らの依り代であるカズマを探しにイシャナを訪れ、カズマと融合を果たす。融合後、自身を殺害しに来た獣兵衛の弟のトモノリを惨殺。
- その直後、ヴァルケンハインに強襲されてアルカード城へ封印され、テルミの頭脳に用があったナインに拘束魔法を掛けられこき使われる。
- 暗黒大戦終了後、カズマの事を忘れられないトリニティをそそのかして自分にかけられた拘束魔法を解除させる。更に「すべてを知った(らしい)」という理由でナインを殺害。
- ナイン殺害成功後、利用したトリニティも葬り去ろうとし、釜へ突き落とす。
- ハクメンと獣兵衛の封印か殺害をたくらむが、ハクメン共々封印される(獣兵衛は釜から離れていたので無事だった。)
- 秩序の力の為にジン、レリウスの依頼でサヤを誘拐、更に魔法使いの力と"ある物"を警戒して、セリカ(作中ではシスターと呼ばれている)を殺害してラグナの平穏を奪った。
その他、現代である本編中でも色々暗躍している。
※吐き気を催す邪悪の記事も参照。
Pixivでの扱い
Pixivでは「テルミ」タグが圧倒的に多く、「ハザマ」でまとめられている事が多い。
関連イラスト
余談
BLAZBLUEというゲームの中では大体の人物が重要な説明をするのだが、テルミも例外では無い。しかし大半の人物が肝心な所を解り辛く説明しているが、テルミだけは異様に丁寧にプレイヤーにも解り易く説明している。ブレイブルーの本来の役目は何か、「蒼」とは何か、などを忘れたらテルミが説明している場面を見てみると良い。多分大体解るから。
なお、スサノオユニットを所持していた時のテルミの姿は「テルメン」などと呼ばれ、パクメンと同じ形にしたテルメンのビーズクッションが公式で販売されている。(◆)<ヒャッハー!
声を当てている中村氏曰く「やってると脳の血管が数本やられる」との事。ぶるらじA第五回の「ハザマの幸せになりたい」のコーナーでは「僕の声が中村さんにならないでしょうか」というお便りに対し、テルミとして「年に数回ヒャッハーだのなんだの叫ばされて血管ブチ切れそうな思いすんぞ」と答えている。