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概要編集

帝愛グループに借金漬けでロクに返せない多重債務者、大きな損害を出すなどの失態で帝愛の信用に泥を塗った社員が課せられる肉体労働。ここに送られることを「地下行き」といい、半ば死刑宣告。

元々は万が一核戦争が勃発した時の事を考えて建設している地下シェルターであり、自分達帝愛関係者並びに政治家など、帝愛と懇意にしている富裕層のために設計しているため広大な敷地面積になり、多重債務者を労働力として数十年かけて建設し続けている。

重機フル稼働の作業環境は劣悪で、騒音と悪臭は当たり前、日給3500ペリカ・年312日で働き詰めな上に福利厚生なんてないのでケガや病気に罹ろうがロクな手当てもない(というか休みなど許されない)。

 

そのため怪我人や死人が普通に出る始末だが、作業員同士の金銭のやり取りやギャンブルなどはノータッチ、過剰な虐げはされないように配慮するなどかすかに良心的な仕様も。一応物品販売や漫画などの娯楽もあるにはあるが、書籍はバッチリ帝愛が検閲済みなので刺激的と判断された箇所は容赦なく黒塗り。物品販売もペリカ制のためかなりのボッタクリ価格。

 

ちなみにここの作業を行う各班の班長には特権として「労働者のガス抜きや労働意欲の為の娯楽を決める権利」を持っていて、E班の班長である大槻太郎はこれにより本来は御法度であるチンチロの賭場を開き、C班の班長小田切はタブレットでダウンロードした映画を見せる地下映画館なるものを開いている。


ペリカ編集

いわゆる炭鉱切符のような帝愛の私製通貨(紙幣)で、レートは日本円の10分の1。つまり日当3500ペリカ=350円相当という泣けるほどの低賃金。

カイジも思わず「牛丼も食えやしねえっ……!」と嘆いたほど。


なお借金返済分が源泉徴収されていること、および諸経費としてピンハネされまくっているためこれっぽっちになっている。その他詳しくはペリカの項目を見る。

余談編集

連載当初は核戦争という途方もないシナリオについてけない読者もいたが、311の東日本大震災から核と原発事故の脅威が現実的でなり、地下王国の必要性が増したため、兵藤の再評価に繋がった。

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