概要
JR東日本は2012年11月6日、非電化区間の環境負荷の低滅方策「蓄電池駆動電車システム」を採用した、新型車両・「EV-E301系」の先行車2両1編成を烏山線に導入すると発表した。これは、搭載されている蓄電池の容量が、烏山線の線区の長さに適合しているため。
運行開始は2014年で、翌年には鉄道友の会のローレル賞を受賞。運転区間は、烏山線(宝積寺‐烏山間)、宇都宮線(宇都宮‐宝積寺間)で、将来的には、烏山線のすべての車両を新型車両に置き換えることを予定している。
蓄電池駆動電車システムとは?
車両に大容量の蓄電池を搭載して非電化区間の走行を可能にするもので、気動車のエンジンから発生する排気ガスの解消、二酸化炭素や騒音の低滅を実現する。まさに、未来の画期的な鉄道方式である。
最大の特徴として、電化区間では通常の電車と同様に架線からの電力により走行すると同時に蓄電池が充電され、非電化区間では蓄電池の電力で走行し、烏山駅に設置する専用の充電設備において走行に必要な充電が行われる。
形式
- EV-E301形(烏山側先頭)
定員数:134人 座席:51席
- EV-E302形(宇都宮側先頭)
定員数:131人 座席:48席