概要
CV:花江夏樹
遠月学園高等部1年生の男子生徒。
日本人の父とイタリア人の母を持つハーフ。イタリアのフィレンツェにある大衆食堂「トラットリア・アルディーニ」の跡取り息子で、創真と同じくプロの料理人としての経験を持っている。日本人の叔父から薦められて双子の弟イサミと共に来日し、遠月学園の中等部2年次に編入した。
一見クールな雰囲気であるが、実際には創真に負けないほどプライドが高い熱血的な性格で、編入初日で事実上の宣戦布告を行った創真に対し、ライバル心を燃やしている。
しかし、創真に対し華麗に宣戦布告して立ち去った後、すぐにバスで隣席になり気まずくなってしまうなど、自ら墓穴を掘る若干ドジな面も見られる。また、創真の動向が気になって仕方ないようで、彼が無茶な勝負を挑んだり退学のピンチに陥ったりする度に、水戸郁魅と共に血相を変えて飛んできては、心配してくれるツンデレキャラポジションが定着しつつある。
秋の料理コンテストでは、予選で美作昴と『デザート』ジャンルで対戦するが、彼が周到に調べつくした自身のデータにより、自らの料理を完璧なまでに再現され、さらに予想していなかったアレンジを加えられるという事態に遭遇する。
相手が自分の料理にたった1点の変化を加えたのみで高評価を受けたという焦りとプレッシャーの中で、用意していた材料の中にあったある馴染みの調味料に一筋の光明を見出し、わずかな可能性に賭けてアレンジを加えて見せるが、それすらも美作には予測されていた後であり、結果は満場一致で敗北。その際、美作に愛用していた半月包丁『メッザルーナ』を奪われてしまう。
その後、美作は創真に敗れ、創真の手からメッザルーナを返されるが、タクミはあくまでも美作に敗北したのは自分の技術の未熟さ故であると言ってそれを突き返し、美作、そしてそれを破った創真をさらに超えてこそ堂々とメッザルーナを受け取れるとして、それまで創真にメッザルーナを預からせておくことにしたのだった。