黒蜥蜴(乱歩奇譚)
くろとかげ
概要
特殊犯罪者専用の独房「新宿プリズン」に収監されている女賊。
露出度の高い格好をしており、周囲に下僕を従わせる姿はまさに裏社会に君臨する女王・・・・・・と、いうのは最初だけ。
鉄格子の向こうにアケチの姿を確認した次の瞬間、
・アケチに向かって全力ダッシュ。
・アケチを相手にデレまくる。
・アケチの辛辣な言葉に身悶える。
・果てには思いきり粗相をする。
と、第4話の初登場でいろんなものが崩壊し、視聴者・・・・・・特にオリジナルを知っている人ほど唖然とした。
確かに、原案でも「追う者」と「追われる者」という関係の中で、次第に明智小五郎に惹かれていった黒蜥蜴だが・・・・・・
コレジャナイ感が全開である。
ただの変態ではない。
新宿プリズンの中でも、他の独房とはまったく別物の金属製の分厚い扉の奥・・・・・・厳重な警備体制の中に身を置いている。
と言っても、Mr.アンチェインほどではないがかなり自由が利くようで、その独房というのが「牢屋」と呼ぶにはかなり広く、ゆったりとソファに座り、下僕を従わせ、ワインも入手可能。
さらには初対面でありながら、コバヤシ、ハシバのことを知っていたり、アケチの命令に従って、凶悪犯を不起訴・釈放するように手配できたりと(※1)、彼女が有する情報網や影響力は本物である。
(※1 現実には、仮にワタヌキのような人物が精神障害を理由に不起訴あるいは無罪になったとしても、各都道府県知事の権限と責任の下で処置入院することになり、即釈放というのはまずありえない。)