概要
1942年に創刊されたが、これは北海道内11の新聞が様々な事情で一緒にならざるを得なくなった結果である。実際1946年以降、道内各地に地域情報を中心に取り上げる新聞が次々と創刊・復刊されている。ちなみに「不倶戴天の敵」・十勝毎日新聞もこの頃に復刊している(ちなみに1919年に「帯広新聞」として創刊)。
全国的に見るとブロック紙では中日新聞に次ぐ発行部数を誇り、十勝毎日新聞が絶対的な牙城を築く十勝地域と、室蘭民報が勢力を持つ室蘭市周辺を除く北海道内では圧倒的なシェアを持つ。なお、十勝毎日新聞が、函館を本拠地とする企業と組んで「函館新聞」を創刊させた際、函館新聞に対し裁判沙汰に持ち込むまでの執拗な嫌がらせをしたことがある。大人気ないにも程がある、つか、大人気ない以前の問題だろこれ。
資本関係のある放送局に北海道放送、北海道文化放送、テレビ北海道を抱え、十勝地域(十勝毎日新聞系列のラジオ局とケーブルテレビ局がある)を除く北海道のマスメディアで独占的な地位を確立している。
一般に地方紙は、中央政府には批判的でも地方の役所や有力者には甘いのが通例であるが、北海道新聞は道庁や北海道警の裏金を暴くなど、道政に対する批判的な報道も比較的辞さない傾向にある。
全国紙と比べても極東アジア報道、特にロシアに関する報道に強い。ただしロシア当局からは北海道新聞の報道はあまり良くは思われていないようでロシア大使館から公開質問状(ほとんど恫喝文書という代物)を送りつけられたりしている。
1982年から道新スポーツというスポーツ紙を、関連会社の株式会社道新スポーツを通じて編集・発行を行っている。ただし、基本的にはサンケイスポーツの北海道版である。待てよ、サンケイスポーツの編集・発行元って、この北海道新聞とは主義主張まるっきり逆だったよね!?