概要
室町時代からこの妖怪は存在しており、「百鬼夜行絵巻」にその姿は書かれている。
その姿は、藁の手足を持つ草履の妖怪が、藁の甲冑を身にまとい、トカゲ状の馬にまたがったというもの。
水木しげるの化け草履
水木しげるの描く化け草履は、大きな草履に手足が生え、鼻緒の付近に目玉が一つと、その下に口がある付喪神というもの(メイン画像参考)。
九十九年使われた草履に魂が宿り、百年目に妖怪と化したとされる。ゲゲゲの鬼太郎にも登場しており、アニメの第3部と第5部は草履に近いサイズだが、第4部はねずみ男より大きいサイズとなっている。
妖怪ウォッチの化け草履
レベルファイブ製作のRPG「妖怪ウォッチ」では「フシギ族」の古典妖怪として登場する。
CV:佐藤智恵
No | 41 |
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種族 | フシギ |
ランク | E |
好物 | スナック |
スキル | ベンチウォーマー(自分が後衛にいる時、前衛のHPを少しずつ回復させる) |
こうげき | あてみ |
ようじゅつ | こいしの術 |
必殺技 | アイムゾーリー(今まで踏みしめてきた大地の力を利用して敵全体にダメージを与える) |
とりつく | 草履のフィット感(とりつかれた妖怪は草履がいい感じにフィットし、すばやさが大アップする) |
魂 | 自分のHPがだんだん回復する |
シンボル | 過去おつかい横丁/花道商店街 お稲荷さん通り等 |
使いこまれた古い草履が妖怪化した姿。足音がしたのに誰もいない時は近くに化け草履がいるかもしれない。(妖怪大辞典より)
上記の百鬼夜行絵巻の絵と水木しげるの絵を組み合わせたような見た目をもつ妖怪で、一人称が「あっし」「~おくんなせぇ」と旅人を彷彿とさせる性格となっている。
スキルを見てるとどことなく同社の超次元サッカーに出てくるモヒカン選手を思い出すのは気のせいだろうか。
アニメ
初登場は82話。道を歩いていたケータ、ウィスパー、ジバニャン。ケータは後ろから奇妙な足音が聞こえたため、ウォッチで見たところ発見した。
妖怪不祥事案件「足音がするのに誰もいない」という、誰もいない道を歩いている人間の背後に足音を立てて近付いて戸惑わせる悪戯を昔から続けており、本人曰く「ビーサンから巨大ロボまで、この世にあるどんな足音だって出せる」らしい。
必殺技でもある「アイムゾーリー」は挨拶に使われた。
古典妖怪の集まる同窓会で「妖怪が見える人間」が話題となったことでケータの事を知り、前述の妖怪不祥事案件をとある少女に働いた際に「事情を知らず、病気で入院している母親が迎えに来てくれた」と勘違いさせ悲しませてしまい、何とかしてその少女に謝りたいとケータに協力を仰いだ。
化け草履とケータらは公園で悲しそうにたたずむ少女の姿を見ていたら、少女の母親は無事退院して夫と一緒に歩いているを発見。今度こそ罪滅ぼしをしようと、化け草履は母親の靴の足音を出して母親が迎えに来た事をアピールして彼女を励まそうとするが、また勘違いするのではと少女は今にも泣きだしそうだった。そして、彼女が泣き出す前に両親が公園の前に到着。3人で帰って行く少女を化け草履は嬉しそうに見守るのだった。
その後、妖怪ウキウキペディアにおいて化け草履の妖怪不祥事案件が「お母さんが来る足音は遠くからでもわかるよね」に更新されていた。