CV:坂口候一
人物像
アンチスパイラルとの決戦を終え、今まさに地球へと帰還しようとしたZ-BlUEの前に突如現れた星間軍事連合サイデリアルのスフィア・リアクター。サイデリアルの特殊部隊「鬼宿」の隊長であり、実の妹である尸刻を副隊長に置く。
「沈黙の巨蟹」のスフィア・リアクターとして、スフィアを搭載した生物兵器とも呼べる存在である尸逝天を駆り、リアクターとしてはサード・ステージにまで達する。
その性格は寡黙そのものであり、感情の起伏も無きに等しく、口数もそれに比例して少ない(彼の一族の性質とも、スフィアの反作用の影響とも言われているが詳細は不明)。
しかし、その身から放たれる殺気は凄まじいものであり、戦闘に於いては感情を表に出す事なく淡々と任務を遂行する。
サイデリアルに於いては戦闘行動の他、裏切り者の粛清といった汚れ仕事を請負い、その姿から仲間内からも「殺し屋」と称されている。
彼の一族は「歌」によって消滅しようとする力を制御し、次元力を操る能力を持っており、現世とは別の理を宿す手刀を暗器とする。
ガドライト・メオンサムの母星である惑星ジェミナイを壊滅に追い込んだ張本人であり、彼がサイデリアルの意に反した行動を起こした事に対する粛清の為にジェミナイド最後の女性であるアンナロッタ・ストールスを殺害した。
しかし、彼自身も彼の一族の持つ能力に目をつけたサイデリアルによって一族郎党の大半を滅ぼされ、サイデリアルの軍門に降らざるを得なくなったというガドライト達と同じ経緯を持ち、それ故に寡黙ながらも内面にはサイデリアルに対する怒りが渦巻いており、結果サイデリアルの黒幕である御使いに反旗を翻すことを画策したアウストラリスの策に乗り、Z-BlUEとの激戦の果てにアウストラリスにスフィアを託すべく自らの生命を彼に差し出した。
また、アンナロッタを殺害した事実に変わりはないものの、彼女が身篭っていた双子の姉妹と彼女を護衛していた兵士達には手を出しておらず、その事に関してはガドライトから礼を述べられている。