広瀬康穂
ひろせやすほ
概要
杜王町在住。社会学部の1年生で、年齢は19歳。
母子家庭で、母親の鈴世との2人暮らしだが、母親が男遊びをしたり昼間から酒を飲んだりといった無責任な行動ばかりを取っており、康穂もそんな母親を軽蔑しているため、親子関係はすこぶる悪い。
東方常秀から逃げていた時に、全裸で記憶喪失の主人公:東方定助を発見し、介抱する。
それがきっかけとなり、彼女は定助の正体をつきとめるべく彼の調査に同行することになる。
壁の目で定助を発見した際に右足首に謎の歯型の傷を負う。
その影響からか、知らず知らずのうちにスタンド能力に覚醒する。
性格
見ず知らずの青年である定助を病院へと連れて行ったり、彼の素性を調べるのに協力したりと、基本的には優しく仲間思いな性格である模様。
その一方で、ホリーに自分をエロ本の写真の女性だと勘違いされた時はわりと激し目に怒ったり、悲しい事があると変に我慢せずに涙を流すなど、感情表現は素直にするタイプ。
あと、性的な方面の事には詳しくないらしい。
スタンド「ペイズリー・パーク」
【破壊力 - なし / スピード - なし / 射程距離 - A / 持続力 - A / 精密動作性 - D / 成長性 - C】
壁の目で右足首に謎の歯型の傷を負ったことで発現したスタンド。
地図を全身にボディペイントした隻眼の女性のような姿で、本体である康穂と同じ髪型をしている。
自分や他人を行くべき方向や場所に導く能力を持っており、その能力はケータイのナビ機能やネットの地図、第三者の知覚に干渉する等して発現する。
ただし、最短ではなく最『善』、しかも刹那的なもののため、コロコロと指示が変わったり、「3回連続で右折させる」「上方向に進ませる」などといった珍妙な指示をされたりすることもしばしば。
それでも逆らわない方がいいだろう。それが最善なのだから。
破壊力は無いとされているが、人間の足を捻り折る程度の腕力は持っているようだ。
37話(単行本9巻)までは康穂自身もその存在を自覚しておらず、無意識に能力を使用している状態だった。
康穂がスタンドを自覚してからは、スマホやPCの画面に「選択肢」が現れ、制限時間以内に康穂がそれを選択することによって何らかの事象を起こせる能力を習得。
また電子機器に介入することでその情報を読み取るなど、康穂のハッキリとした“意思”が反映されるスタンド能力になった。
名前の由来は、アメリカのミュージシャン「プリンス・アンド・ザ・レボリューション」によるアルバム「アラウンド・イン・ザ・ワールド」に収録された楽曲「ペイズリー・パーク」だと思われる。