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この「マン・イン・ザ・ミラー」の世界には

「ウイルス」さえ入る事はできないッ!!


許可してやるッ! この記事を編集する事をーッ!

第5部「黄金の風」に登場するスタンド使い

ギャング組織『パッショーネ』の暗殺チームに所属している。

名前の由来はイタリア語で「幻影」で、英語で言う「イリュージョン」に相当する。彼のスタンド能力・戦い方をよく体現している。


人物

ダウン地のような厚手の衣服だが、第5部のお約束に則りヘソが出ている。

インディアンのようなスタイルで、顎をくいっと上げる、ムーンウォーク等、スタンド名共々マイケル・ジャクソンのオマージュが見られる。ちなみにお下げは六つ。

元ネタの曲はマジでいい曲なので、是非一度聴いてみるとディ・モールト 良いぞ


アニメ版 身長 188cm (ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 meets TOWER RECORDSタワーレコード渋谷店 身長対比表より) 暗殺チームでは一番背が高い(詳細は後述)。


傲慢な性格。鏡の世界という無敵のフィールドで一方的に相手を仕留め、おそらく今までピンチらしいピンチも経験してこなかったであろうために、逆襲を受けたり立場が不利になると、ビビって顔芸を披露する場面が多い。しかしそれでもパニックに陥る事なく、即座に再反撃に転じるあたりは、さすが暗殺チームの一員である。

ジョルノ達がポンペイに来た理由を見抜いたり、カラスの死骸から外の世界にいるパープル・ヘイズの能力を理解するなど、洞察力も相応に持ち合わせているようである。

ただし能力を過信し、詰めが甘いのが難点。「いつでも殺せる」とフーゴやアバッキオにすぐにトドメを刺さなかった事が、結果的に命取りとなった。ラバーソール音石明のように「スタンド能力そのものは反則レベルの強さなのに、慢心して敗北した」系譜の仲間入りというわけである。


外伝小説「恥知らずのパープルヘイズ」では、オリジナルの登場人物であるシーラEの姉の仇として名前だけ登場。そのシーラEには「地獄の底の魔物以下の最低最悪のゲス野郎」と罵倒されていた。彼の最期に関しては、後にジョルノから「イルーゾォはこの世で最も無残で、苦痛に満ち満ちた死に方をした。あの男は自分のしてきたことを後悔するほどの苦しみを味わいながら、僕と仲間達の目の前で死んだ」と評されている。

尚、一見散々な言われようだがこれはあくまでも姉の仇と過去に戦った敵に対するシーラEとジョルノの二人から見ての感想であるため、彼らの身からすればこのような評価なのも無理もない事である。


劇中での活躍

ポンペイの遺跡でジョルノ、アバッキオ、フーゴを待ち伏せし、スタンド能力で1人ずつ順番に襲撃、鏡の中へ引きずり込み追い詰めていく。

手始めに鏡を最初に見たフーゴを引きずり込みいたぶって情報を吐かせようとするもなかなか吐かず、そのままトドメを刺そうとした時鏡の外でアバッキオが移動する足音を聞きつけ、何かを探していると判断。フーゴの始末を後回しにして鏡の中から追跡し、アバッキオが鍵を拾い上げようとした瞬間に予め配置しておいた鏡から襲撃。

咄嗟に鏡を砕かれるが、バラバラに砕けた鏡の一欠片からでも能力を発動できるためまんまとアバッキオを引きずり込むことに成功…


したかと思いきや、なんと鏡を砕かれた事で外の様子が分かりづらくなっていたイルーゾォはアバッキオに変身していたムーディー・ブルースを誤って引きずり込んでしまう。


鏡の中ではイルーゾォに引きずり込まれない限りスタンドを使用できないという絶対安全性が破られてしまい、侵入してきたムーディー・ブルースから攻撃を受けて一時窮地に陥るも、地面に叩きつけられた際に鏡の破片を拾い上げて再度能力を発動。アバッキオを半身だけ引きずり込みつつムーディー・ブルースを半分だけ鏡の外に出すという方法で動きを封じ一転、攻勢に出る。


しかしここでアバッキオが鍵を握っている自分の手を切り落とすというとんでもない行動に出る。さらに半分だけ外に出たムーディー・ブルースのスタンド能力を発動。鏡の外で手首を切り落とした半身側のスタンドに自身の動きを逆再生させる事で鍵を握った手をジョルノがいる場所まで巻き戻して移動させるという方法で鍵を持ち去られてしまい、慌ててジョルノを追跡する羽目になる。


フーゴ、アバッキオに続き、最後にジョルノを鏡の中へ引きずり込もうとしたが、マン・イン・ザ・ミラーの能力を見抜いたジョルノが機転を利かせ、自らパープル・ヘイズの殺人ウイルスに感染して鏡の中へ入ってきた事で、自分も殺人ウイルスに感染してしまった。


追い詰められたイルーゾォは腕を失う覚悟を決め、

「うおおおががががが だが! ウイルスは許可しないィィィィィーーーッ

 感染した部分は出る事は許可しないィィィィィィィーーーッ!!」

と、左腕が切り離される激痛に耐えながら、

「アバッキオの野郎だって『鍵』のために自分の手を切断した……

 このイルーゾォだって こっ……こォォれしきィィの事ッ!

 こォれしきィィイイのオオ事ォォオオオ!!!」

渾身の雄叫びと共に辛うじて鏡の外へ脱出するが、ジョルノの策により、現実世界に残されていたパープル・ヘイズに居場所を発見され捕まってしまう。


それでも攻撃を凌ぎ、鏡の中へ送ることで逆転を狙うが拳から発射されたカプセルに込められた殺人ウイルスに感染。瞬時にほぼ全身に症状が進んでいたにもかかわらず、パープル・ヘイズからラッシュを食らうという地味に酷いオーバーキルを受けたイルーゾォは、「ふああ~~」という断末魔の声を残し、原型も残らない程、全身がグズグズに溶解して死亡。名前の元ネタである「幻影」という意味通り、死体すら跡形も残らないという暗殺チームのメンバー中、ダントツで凄惨且つエグい最期を遂げた。


PS2ゲーム版

3番目の敵として登場。

最初はフーゴで戦い、二回目はアバッキォで戦い、最後はフーゴで戦って決着をつける。

原作にはない要素として遠距離では鏡の中から鏡の破片を散弾のように投げつけて来る。上手く動き回らないと被弾してしまうので注意。


厄介な仕様があり鏡の中に居る間は移動が反転してしまう。このため敵の中でもかなりの初見殺しとなっている。

基本的に鏡の中ではフーゴ、アバッキォを操作し、現実世界ではスタンドを操ってイルーゾォと戦う。

イルーゾォは鏡の中と外を行き来するので、その都度操作を切り替える必要がある。


はっきり言って難易度だけ見れば屈指を誇り、ぶっちゃけラスボスより手強い。


アニメ版

アニメ版では他のメンバー同様、ホルマジオの回想シーンに登場。自分の能力に自信を持っているためなのか、ホルマジオの能力を軽口半分に「くだらねー能力」とこき下ろしていた。

他にもソルベジェラートの事を「あいつらデキてんだろ」と言ったり、2人が消されたかもしれないというやり取りに際しても「あり得るぜ あいつらイカれてるからな」と呟くなど、やや口の悪い皮肉屋のように描写されている。


27話でのリゾットの回想シーンでは、ボスの娘の行方を捜す際にポルポが怪しいと考えたメローネに「んじゃあ、取り敢えず『ネアポリス』に出向いて直接聞いてみるか?」と普段の傲慢な性格はなりを潜めて冷静かつ軽い感じで発言している。

イルーゾォらしくないかもしれないが、メローネも普段は冷静沈着な面を見せていた事あったので、彼もまた、普段は落ち着いた態度を取っていたかもしれない。

寧ろこの軽い感じこそが、イルーゾォが持つスタンド能力による過剰な自信の表れかもしれない。


アニメ版では、イルーゾォが本格的に登場する12話の最速放送日が2018年12月22日だったのもあり、(前の敵のホルマジオが3話もったのもあって)年越しまで生き延びてくれる事を願うファンも多かったが、翌週の12月29日にその願いも虚しく原作通りの最期を迎え退場した。そのためイルーゾォが年を越せず死亡した事は一部でネタにされており、リアルタイムのTwitterでは「イルーゾォ 年越し」という関連ワードが出てくるほどだった。なお、関東より遅れての放送となる関西圏(MBS系列)では13話は年越し後の放送になるため関西では年を越せたなどと言われることも。


スタンド「マン・イン・ザ・ミラー

『おしまい』なんだよ

『鏡の中の世界』を作り出し、移動して別の場所へ出入りしたり、ターゲットを指定して鏡の中に引きずり込むことができるという、鏡の中の世界を否定していた花京院にはとてもお見せできない能力を持つスタンド

詳しくは当該記事を参照。


考察

何故初登場時ポンペイにいたのかは、明確に説明されていない。フーゴたちがポンペイに来たのはボスの極秘の電子メールを受け取ったためであり、イルーゾォは内容を知らない筈だし、仮にメールを傍受したのなら、「行き先がポンペイ」だと知っていて「目的が鍵の入手」であるのを知らないのは不自然である。


ブドウ畑の隠れ家には1人も襲撃者が現れていない(イルーゾォが「娘はどこに隠した?」と口にしているのでホルマジオ死亡後にも隠れ家は割れていない)。

逆に買い出しに出たナランチャの車がすぐ突き止められホルマジオが現れた事や、メローネ戦の後の「どの車を追っていいのか調べるのに何時間もかかる」というギアッチョの台詞からすると、何かしら自動車・交通関係の情報源があることが推測できる。ミスタが言っていたように「金を掴まされている駅員とか浮浪者どもがあっという間に知らせた」のかもしれないし、警察に内通者がいたのかもしれない。


ホルマジオに関してはブチャラティチームがポルポの葬式に出ないことから怪しみ、誰かを探していたらナランチャを見つけたので尾行したということで辻褄は会う。


外伝「恥知らずのパープルヘイズ」においては、情報チームのある男が暗殺チームと内通し、ペリーコロが焼却した写真を復元したとされている。

アニメ版では自殺直後のペリーコロの死体の傍らから、焼け残った写真の一部をリゾットが拾い上げているが、あの小さな欠片から写真を復元するのは、おそらくスタンド能力者でなければ不可能(アニメ版では恥パの設定が使われ、リゾットが能力で脅して男にパソコンで写真を復元させている)。


また、誰も目撃者のいないイルーゾォの死を、1時間も経たないうちにプロシュートペッシが把握しており、ペッシが「イルーゾォのかたき」と口にする描写もある(これに関しては連絡が取れない=死亡と判断したという可能性がなくもない)。


以上を総合すると、「パッショーネの情報網と、スタンド能力者を含む情報チームの協力により、3人の行く先がポンペイだと知り、待ち伏せする事ができた」と考えるのが、一番説得力がありそうな説明であろうか。


ただそれはそれとして、日本人でも知っている世界的な観光地であるポンペイに、なぜ観光客やガイドといった人々の姿が無かったのかという疑問は残るが(メタ的に言えば作画コスト軽減とストーリー展開の邪魔になるからだろうが)。


二次創作におけるイルーゾォ

出番が少なく、かつ長年続けられた作品に度々起こる現象として「二次創作特有のキャラ付け」が誕生することがある。アニメ化以前、よくみられたイルーゾォの設定としては「小柄」「泣き虫」「ヘタレ」などが主なものだった。これはパープルヘイズのウイルスに感染した際泣いていたことや、最期の叫び声が原因と思われる。黄金の旋風における声優の演技やビジュアル(アニメに比べるとかなり華奢)もイメージに大きな影響を与えている。


アニメ化において「大柄」「茶髪に近い黒髪」「アニオリで追加されたセリフによる自信家で傲慢な一面」「エキゾチック」など、これまでとはガラリと変わったアニメ独自のイメージが追加された。また、円盤ブックレットにてアニメスタッフより「年上感を意識して声優を起用した。」との発言があるため、チームの中でも年上、下手したら最年長であると予想される(演じている成田剣氏は、暗殺チームの声優陣の中で一番年上である)。


ギャグ寄りのネタとして、ソルベとジェラートを「デキてる」とからかっていたことから、「カプ厨」「腐男子」というキャラ付けをされるようにもなった。

現在では上記のアニメ版に基づいた性格で書くファンもいれば、以前通りのイメージで書くファンもいる。

身長に関しては前述の通り小柄なイメージが付いていたが、タワーレコード渋谷店で開催された「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 meets TOWER RECORDS」で公開された身長表によれば188cm(アバッキオと同等)とかなり大柄であり、プロシュート兄貴より10cmデカくリゾット・ネエロを超えて暗殺チームで1番の長身である事が明らかになった。


担当声優


関連イラスト

JOJOイラストlog鏡無題イルーゾォ


関連の無いタグは許可しないィィィィィィイイイイイ!!

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風


パッショーネ 暗殺チーム

リゾット・ネエロ ホルマジオ プロシュート ペッシ メローネ ギアッチョ


J・ガイル:同じく鏡に関係したスタンド使い。序盤の強敵であり、ある人物にとって仇であるという点でも同じ。

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