概要
『蚕三文記』(かいこさんもんき)とは、唯根(ゆいね)氏による漫画。
虫嫌いの主人公が、祖母の住む田舎に帰省中に遭遇した蚕の精(?)の成虫ヒメちゃんと幼虫アトちゃんとの交流を通じて、蚕の飼育を始め、蚕の生態や養蚕についての知識をほのぼのとした日常生活の中で次第に学んでいく。
もともとpixivユーザーでもある唯根氏が2014年のCOMITIA108で発表した同人漫画だったが、
2015年4月15日、「ヤングジャンプ」ブランドのフリーオンライン誌「となりのヤングジャンプ」にて連載が決定、全11回に分けて連載された。
メイン画像は、後に「となりのヤングジャンプ」で連載された際の第1話にあたる部分。
7月21日発売の「ミラクルジャンプ AUGUST」(「ヤングジャンプ」増刊)に読み切りの特別版が掲載された。
現在、7月1日から「続・蚕三文記」が毎週水曜日に更新/掲載されている。
単行本第1巻が『おかいこぐるみ!』のタイトルで2015年9月18日刊行。
また、9月からは「蚕三文記2期」が開始予定。
登場キャラクター
- 主人公
今のところ名前は不明。成人男性。編みぐるみ作りの趣味がある。
虫嫌いだが、帰省先の祖母の住む田舎から妹と共に帰宅する直前に遭遇した蚕の精(?)の成虫ヒメちゃんと幼虫アトちゃんとの交流を通じて、蚕の飼育を始めることになる。
突然現れた人語を話すヒメちゃんとアトちゃんに驚いて祖母に報告するが、
異常な事態でもあり祖母の耳が遠いことも相まって、蚕がどうのこうのと話す主人公は、養蚕をしていたことのある祖母から蚕の卵を託されてしまう。
- ヒメちゃん
成虫の姿をした蚕の精(?)。
活発でのほほんとした可愛らしい性格。
通常の蚕よりも大きく、人語を話し知性もあり、作中の発言によれば数十年生きているらしいことから、蚕の精ではないかと思われる。
- アトちゃん
幼虫の姿をした蚕の精(?)。
無表情で活発ではないが物知りで理屈っぽく滔々と語る性格。
通常の蚕よりも大きく、人語を話し知性もあり、作中の発言によれば数十年生きているらしいことから、蚕の精ではないかと思われる。