概要
艦隊これくしょん(アニメ)をベースにした再構成SSシリーズである。
別称『艦これアニメ再構成ノベル』。
第一部『如月作戦』編はアニメ版第一期とほぼ同時並行に連載されていた。
2015年1月11日に第一話『吹雪が鎮守府に着任しました』が投稿。
同年3月26日、アニメ版第一期最終話の最速放映の直前に第一部の最終幕となる『朝の光、眩しくて』を投稿。
短編を挟んで現在は第二部を連載中。
登場キャラクター及び設定
鎮守府
第五遊撃部隊
第一部の終盤から登場。
アニメ版にも同名の第五遊撃部隊が存在したが吹雪が中核メンバーである事を除いて編成は違う。第十戦隊に所属している。
アニメ版第三水雷戦隊の三水戦トリオを中枢にした水雷戦隊である。
- 吹雪
主人公にしてトラック司令官の義妹。そして初期艦の一隻。
頭が切れる、赤城に対して異常なまでの愛情を見せるなどアニメ版吹雪に準じた設定。
海上護衛や仲間達との触れ合いを経て成長していき運命(さだめ)の軛の存在を知って立ち向かう。
なおアニメ版と異なり鎮守府提督に対する恋愛感情はない模様。
- 睦月
吹雪の親友。「にゃしぃ」が口癖。
加賀と舞風の仲介を行った事もある。
- 夕立
吹雪の親友。運命の軛から比叡や長良から畏怖されている。
綾波からはソロモンの悪夢の気配を感じ取られている模様。
- 電
鎮守府提督の初期艦にして嫁。深雪や如月、時雨と共に戦っていた。
吹雪が着任する以前に運命の軛に従わされるまま深雪と衝突事故を起こして轟沈させてしまってから当初は心を閉ざしていた。
しかし吹雪との交流を経て再び前を向いた。現在は第五遊撃部隊に所属しており第六駆逐隊に出戻るつもりはない模様。
吹雪と艦娘ラブライカを結成した(声優ネタ)
- 三日月
睦月型。
- 由良
第五遊撃部隊の面倒を見る軽巡のお姉さん。
- 秋月
渾作戦での死闘の果てに第五遊撃部隊入り。
米軍にはあまり良い印象を抱いていない。
第三水雷戦隊
アニメ版に準じた構成。
第一部の吹雪・睦月・夕立はここに所属していたが如月作戦の完全勝利と共に解隊される。
- 川内
相変わらずの夜戦バカ。
- 那珂
相変わらずのアイドル。
- 神通
元「鬼の二水戦」の旗艦。深雪の轟沈事件に関わっていた。
しかし雪風達からは未だに慕われている。
第四水雷戦隊→第二海上護衛隊
アニメ版のW島攻略作戦に準じた面々。
史実における第六水雷戦隊(夕張&第三十駆逐隊)+球磨・多摩のアニメ版第四水雷戦隊をモチーフにしている模様。
外伝の海上護衛編の後に卯月を参入させて第二海上護衛隊にスライドした。
- 夕張
四水戦旗艦。睦月型を指揮していた史実を受け入れ、如月を守る為に長10cm砲を量産した。
睦月からは睦月型を大事にしていないんじゃないかと思われて一時反感を買っていたが後に和解。
- 如月
第一部のヒロイン。そして提督LOVEの一人。
彼女の運命の軛を打ち破る事が第一部の最終目標となる。
鎮守府の古参で電に対しても面倒を見たりしている。金剛の事はおばさまと呼んでいる。
第一部以後は第二海上護衛隊として輸送船の海上護衛に尽力している。
- 弥生
如月、望月と共に第三十駆逐隊を結成。夕張にきつくあたる睦月にビンタをかましたが後に和解。
後に春雨・白雪と仲良しトリオを結成する。
- 望月
第三十駆逐隊。球磨多摩と共に炬燵に入ってるのが日課。
- 球磨
アニメのW島攻略作戦において多摩と共に参加していた。
自分達では如月を守れないと考えて四水戦を解隊しようと考えていたが大井に愛が足りないと発破をかけられて多摩と共に参戦。
如月を運命の軛通りに何度でも沈めようとした戦艦棲姫に対して『史実で居なかった艦』故の決定的な捨て身の一撃を与える。
- 多摩
球磨と共に如月を救うべく命を賭す。
- 卯月
如月作戦以後の追加メンバー。睦月が第三十駆逐隊に戻ってこなかったから。
加賀に高評価されている。
第二水雷戦隊
能代・島風の居た頃の編成がベース。この二人に加えて白露型と夕雲型を中心に据えている。
通称『華の二水戦』
- 島風
二水戦のエースにして問題児。
如月作戦には参加していないが第二部において二水戦の仲間の存在に気付いて成長の兆しを見せる。
- 能代
二水戦旗艦。
- 朝霜
島風を気遣っている。
- 五月雨
夕張が睦月型の面倒を見ているのを見守っている。
また初期艦の一人であるらしい。
- 春雨
第二部から登場。演習では朝霜と共に島風を援護しようとした。
- 時雨
電、如月、深雪と共に鎮守府の初期から居た。
西村艦隊での確執を抱えている。
第十戦隊
空母護衛の水雷戦隊。如月作戦の成功を経て南雲機動部隊の護衛艦としての自覚を高める。
- 雪風
最強の陽炎型。恩人であるらしい電を「しれぇ」と呼び慕う。
島風を演習で叩きのめし彼女に奇跡の駆逐艦になれと言い放つ。
よく天津風から連装砲くんを借りている。
- 舞風
史実において赤城に雷撃処分した運命の軛を持つ。その時、加賀の乗員を萩風と共に救助している。
睦月の仲介もあって加賀と少しずつ打ち解けつつある。
- 野分
赤城達を今度こそ守りたいという願いから吹雪と意気投合。
満潮や朝雲からは睨まれている。
- 長良
第十戦隊旗艦。過去のトラウマからか夕立をさん付けする。
機動部隊
- 赤城
吹雪の憧れの空母。如月の成否に運命の軛を破れるかどうかを見ており如月の生還を喜んだ。
- 加賀
吹雪との演習を経て「赤城さんを守る」という信念を認め合う。
舞風の事も気にかけている模様。
- 蒼龍
第五遊撃部隊に「緊急時には空母や戦艦に対して指揮権を持つ」という条件を発案した張本人。
- 飛龍
蒼龍の相棒。
- 翔鶴
瑞鶴の姉。
- 瑞鶴
当初は不在だったが第一部中盤から登場。未熟ではあるものの吹雪や榛名との仲は良好。
加賀のみならず赤城に対する反感も抱いているようだ。
- 隼鷹
当初は橿原丸として輸送船になっていたが吹雪達の護衛を経て艦娘化する。
- 龍驤
赤城と加賀にタメを効ける数少ない軽空母。
戦艦
- 金剛
提督LOVEの一人。深雪を失った電を励まそうとしていた模様。
- 長門
現在の秘書艦。電を「先代殿」と呼ぶ。
重巡洋艦
- 足柄
合コンではなく合同コンバットだと思ってたら合コンだった。
- 古鷹
第六戦隊の優しいお姉さんで吹雪にも目をかける。運命の軛フラグが立っているが……。
如月作戦では青葉と共に吹雪達を援護した。
その他
- 鎮守府提督
電LOVE。
駆逐艦の艦種を知らない節があるらしく政治家としては有能らしいが戦略家としては穴が多い。
変態糞提督と呼ばれている事もあり、睦月や夕立、曙などからはボロックソに批判されたことも。
- 深雪
電の旧友。短編では電と共に連携した事もある。
運命の軛通りに電によって衝突事故を起こされ轟沈。
- 漣
暁の親友。初期艦の一人。
トラック泊地
第二部から登場するもう一つの鎮守府。
- トラック司令官
階級は大尉。初期艦は吹雪だがトラック泊地に来る前は吹雪を出撃させなかった。
元駆逐艦乗り故に駆逐艦を軽視している節もあるが、艦娘の運命の軛を許せない熱血漢。
吹雪からは「お兄ちゃん」と呼ばれている。瑞鳳が気になっている模様。
- 瑞鳳
トラック泊地の秘書艦。
司令官に対して恋愛感情を抱いており、司令官の義妹である吹雪から「お姉ちゃん」と呼ばれて仲良くなる。
- 叢雲
初期艦の一人。吹雪の旧友でもある。
人間
- 橿原丸船長
橿原丸の船長。弓道警察。
橿原丸が艦娘化して弓道を使うのが嫌だとして空母の弓道を批判して吹雪から反感を抱かれていたが後に和解。
また橿原丸改め隼鷹も陰陽空母なので本人は良かった模様。
如月作戦でも艦娘待機船で吹雪達を送り届けていた。
その他
- 疾風
ウェーク島においての如月より先に轟沈した正真正銘「太平洋戦争での初の轟沈艦」
未実装なので登場していないと思われたが第一部のクライマックスにおいて印象深い登場をする。
- 夕月
史実で夕張が轟沈した際に五月雨と共に救助作業をした睦月型の末っ子。
別の所で海上護衛をしているらしいが卯月とは交流がある模様。
- 狭霧
暁、漣と第十駆逐隊を組んでいた綾波型駆逐艦。
いつの間にか運命の軛を打ち破られていた様子。
用語
- 如月作戦
アニメにおけるW島攻略作戦。
如月の運命の軛を打ち破れるかどうかの試金石となっていたらしく、この作戦の勝利は多くの艦娘に勇気を与えた。
- 初期艦
吹雪、叢雲、漣、五月雨、電を指す。
詳細は不明だがドロップや建造ではない始祖としての艦娘である事。
なんらかの特殊能力を持っているような描写がある。
- 運命の軛(さだめのくびき)
アニメで赤城が口に出した単語。史実の矯正力。
吹雪達は自覚的にこれに対して抗っている。
深海棲艦よりも強大で打ち倒さなければならない概念と言える。