翔鶴改二甲
しょうかくかいにこう
概要
2015年9月25日のアップデートで登場する正規空母翔鶴の強化型。正確には、翔鶴改二をLv88でコンバート改装した後の姿である。改装の際は従来通りの弾薬と鋼材に加えて開発資材も要求されるので注意。
外見としては、飛行甲板の色が漆黒になり、トレードマークの赤鉢巻が僅かに黄色がかかった朱色に変わりさらに真ん中に白い一本線が追加されている。
装甲甲板とバルジによって防御力が強化され、艦種も正規空母から装甲空母に変更になる。
また、大重量の艦載機を発艦させる為に甲板を補強すると同時に、耐熱性も向上させ、ジェット艦載機を使い易くしている設定も追加された。
艦娘はともかく実際の艦船ならば甲板の装甲化は重心位置が上昇し復元力低下を招くので、バルジにはカウンターウェイトの役割もあるのかもしれない。
ゲーム中の性能としては搭載機数こそ翔鶴改二の27+27+27+12機の合計93機から34+21+12+9機の合計76機(無改装時から1機増えただけに過ぎない)と低下しているが、火力上限が70と全空母中最強に設定された為、攻撃力は決して低くは無い。この点から航空戦より砲撃戦に向いたスペックとなっている。
もっとも、航空戦においても、クリティカル補正が最も高い1スロット目に34機という艦載機練度システムと非常に相性が良いスロットを有しているため、一撃の威力に特化した形での航空戦への適性は高い。
高めの威力の3WAY攻撃が可能な改二か、一点突破の改二甲か、提督の好みは分かれる形となろう。
元々の特長である回避の高さも健在であり、耐久能力も大鳳の70より一回り高い78に設定されている。ただし、燃費は改二時よりも更に悪化し、長門型相当にまで膨れ上がる。
戦艦と比べてもよくわからない、と思われるかもしれないので同じ正規空母系を例を挙げると、燃料消費は雲龍型の倍である。恐ろしや。
余談
運営twitterによると、翔鶴改二甲は将来的に噴式艦載機、つまりジェット機の運用が可能になると言及されている。
現在実装されている艦載機は日本とドイツのもののみであるので、もしかしたら近い将来これだとかこれだとかこれだとかが実装される可能性もあるという事だろうか?(ちなみに、いずれも艦載機型は計画すらない。前者2つは開発当時には既に空母機動部隊は壊滅状態、後者の開発国は空母自体所有していなかったので、当然である。それでも艦載機ではない機体が艦載機として実装された例は一応ある)。
もしそうでないとすれば、かつて敵国として殺し合ったあの国からの技術供与を受けるしかあるまい。
もっとも、かの国にも第二次大戦中艦載機として運用可能なジェット機はなく(厳密に言えばあるにはあったがまだ試作段階かつ不完全な状態だった。艦載ジェット戦闘機は、戦後間もない1945年12月にイギリスが初めて運用実験を行っている)、実用的な機体の運用が始まったのは第二次大戦から5年後の朝鮮戦争辺りからである。なお運用していたのは翔鶴型と同クラスのエセックス級であるため、翔鶴型でもできる可能性は高いだろう。
しかし、ジェット機はともかく、大重量艦載機とは一体何なのだろうか。もし実装済み艦載機で最大重量の流星(一一型で自重3,614kg、正規全備重量5,700kg)を上回るとしたら……?